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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 15,700円~16,200円

 米株式市場は祝日(プレジデンツデー)により休場で、欧州市場は金融セクターが牽引して大幅続伸。日経平均先物の夜間取引は現物価格より、100円程度下落して取引を終えているが、為替市場ではドルが対円で114円台半ばまで回復していることから、東京市場の朝方は売り買い拮抗が予想され、日経平均は前日終値近辺での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、ドルが堅調に推移するようなら、輸出関連セクターを中心に底堅い値動きが想定されるが、前日の値上がり幅が大きかった影響で戻り売りも出易く、また、相場を取り巻く外部環境は、依然不透明感が強いだけに、16,000円の大台前後で足踏みするようだと、仕掛け的な売りから軟調な展開となることも視野に入れておきたい。

 テクニカル的には、ドルが対円で約2週間ぶりに5日移動平均線(114円16銭前後)を、上抜いている点はポジティブな変化で、日経平均も本日の取引では、5日移動平均線(15,759円前後)をローソク足の実体での突破が期待される。今年最安値を付けた金曜日の取引で、出来高が半年ぶりの大商いとなっていることから、セーリングクライマックスを迎えたとの見方が広がれば、当面はリバンド基調から25日移動平均線(16,829円前後)回復を目指すことになるが、引き続き上値が重い場合は、ボリンジャーバンドの-2σを目先の下値メドとして意識しながらの調整が続くだろう。

 新興市場のジャスダック平均は、リスクマネーが大型株に集中した結果、上昇率が3%台しか伸びずに、ボリンジャーバンドの-2σ(2,254ポイント前後)を、僅かに終値ベースで上回る程度に留まって取引を終えた。本日も東証1部の主力株が活況となれば、やや上値が重い値動きとなりそうで、マザーズ指数は、700ポイントの大台が目先の下値メドになりそうだ。

 本日の予想レンジ 15,700円~16,200円。(ストック・データバンク 編集部)

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