市場ニュース

戻る
 

【材料】マツモトキヨシが一時ストップ高場面となるなど4日ぶりに大幅反発、前週末発表の3Q経常益最高更新を買う

 マツモトキヨシHD<3088>が4日ぶりに大幅反発。朝方から買い気配で始動、5170円と買われた後、利益確定売りに4845円と下げたものの切り返し、後場寄り付き直後には前日比700円高の5220円とストップ高を付けた。その後は、5100円台での高値もみ合い展開となっている。

 12日発表の2015年4~12月期(16年3月期第3四半期累計)連結決算で、売上高は前年同期比11.2%増の4032.82億円と2ケタ増収となり、経常利益が同63.6%増の226.09億円と大幅増加し同期の最高益を更新したことが買い材料視されているようだ。

 中国景気減速からインバウンド需要の後退懸念が広がり、月初に6100円を回復する場面があった後は、前週末には昨年5月15日以来の安値水準まで4300円強の大幅下落となったこともあり、買い戻しや見直し買いが広がった。

 3Q累計での新期出店数は大幅に増加し、免税対応店は前期末121店→275店と倍増超となった。報道によれば、昨年12月末時点の免税品売上高比率は、小売売上高の9%強と高まったという。訪日客の旺盛な購買意欲が化粧品や医薬品の販売増を後押しした。
(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

株探からのお知らせ

    日経平均