【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ヤマハ発、アイフル、郵船、ソフトバンク
■ヤマハ発動機 <7272> 1,600円 -244 円 (-13.2%) 本日終値
ヤマハ発動機<7272>が急反落。大和証券は、同社株は成長銘柄として市場期待も高いと推測されるだけに、9日の後場に「実績未達/計画横這い」発表後の株価は急落したものの、場引け後の説明会の印象は、決算数字ほど悪くなかったとリポートで紹介。16年12月期会社計画の為替前提は、117円/ドル等(大和前提も同水準)で、為替差損に加え、米国二輪では、小売は堅調も在庫管理の効率化を図るべく、出荷を抑制する(=売上台数は減少)ことも、収益悪化要因と見られると指摘。ただ、コスト削減や売価などで、計画は相当に保守的との感触であると解説し、レーティングは「2」(アウトパフォーム)を継続。目標株価は2900円から2600円へ引き下げている。
■ティーガイア <3738> 1,078円 -145 円 (-11.9%) 本日終値
10日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は14%減益」が嫌気された。
ティーガイア <3738> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比1.5%増の97.8億円となったが、通期計画の149億円に対する進捗率は65.7%となり、5年平均の66.1%とほぼ同水準だった。
⇒⇒ティーガイアの詳しい業績推移表を見る
■松田産業 <7456> 1,174円 -149 円 (-11.3%) 本日終値
10日、松田産業 <7456> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の51億円→36億円に29.4%下方修正。減益率が12.6%減→38.3%減に拡大する見通しとなったことが売り材料。主要顧客である半導体電子部品メーカーの生産減少の影響に加え、貴金属相場の下落で販売価格が想定を下回ることが響く。
■アイフル <8515> 265円 -32 円 (-10.8%) 本日終値
アイフル<8515>、アコム<8572>などノンバンクセクターの下げがきつい。前引け時点で「その他金融」は33業種中で値下がり率トップとなっている。前日の欧州株市場ではフランス大手金融機関のソシエテ・ジェネラルが発表した10~12月期決算が市場コンセンサスを下回ったことで銀行株売りが加速、これが米国株市場を通じて東京市場にも波及している。メガバンクの売りなどが目立っていたが、財務基盤の弱い消費者金融などはさらに売り圧力が強い状況だ。
■日本郵船 <9101> 191円 -22 円 (-10.3%) 本日終値
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など海運株の下げがきつい。中国をはじめとする新興国経済の減速が意識される中でばら積み船市況の低迷が際立っており、株価も見切り売りが続いている。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は今年に入り前日比プラスだった日がまだ一度もない状況。同指数は1985年の指数創設時に1000をスタート地点としているだけに、300を下回る水準で推移している現状をネガティブ視する動きが強い。
■東海東京 <8616> 479円 -55 円 (-10.3%) 本日終値
東海東京フィナンシャル・ホールディングス<8616>が8日続落。クレディ・スイス証券では、株価回復は環境の好転待ちの状態にあると指摘。最近の市場環境の変化で、リテール事業のROEも急低下し、ホールセール事業と比較して常にリテールの利益率が高い状態ではなくなったと解説。当面の事業環境は厳しいとみて、レーティング「アンダーパフォーム」を継続、目標株価を640円から445円に引き下げている。
■野村ホールディングス <8604> 443.8円 -48.1 円 (-9.8%) 本日終値
野村ホールディングス<8604>が8営業日続落。証券株には厳しい地合いが続いているほか、今日は国内外の証券会社が野村ホールディングスに対するリポートをリリースしたことが確認されている。クレディ・スイス証券は、同社の16年3月期第3四半期並みの事業環境が第4四半期も続くとの前提で、業績予想を下方修正。保有する日本株、足利ホールディングス<7167>株の下落による評価損もネガティブと指摘。レーティングを「アウトパフォーム」から「ニュートラル」へ格下げし、目標株価は791円から558円へ引き下げられた。また、大和証券では収益環境の悪化を反映させる形で業績予想を保守的に見直し、投資判断を「2」(アウトパフォーム)から「3」(中立)へ格下げし、目標株価は870円から530円へ引き下げている。ただ、短期的には、決算発表後の急速な株価下落と自社株取得への期待を背景に、株価は反発する展開を予想している。
■ソフトバンクグループ <9984> 4,156円 -447 円 (-9.7%) 本日終値
ソフトバンクグループ<9984>が3日続落。同社は10日の取引終了後、16年3月期第3四半期(4~12月)の決算発表を行い、連結営業利益は前年同期比18%増の8753億円となったと発表した。光回線の利用が伸びたほか、米スプリントの合理化などが寄与した。連結純利益は、前年に中国アリババが上場したことによる一時益があったため、同59%減の4454億円だった。 同日の決算説明会で孫正義社長は「スプリントの再建に手応えを感じている」と自信を示した。ただ、この日の株価は続落。世界株安のなか、同社株の上値には売りが膨らんでいる。米スプリントの株価が依然低迷していることも、なお不安を呼んでいるようだ。
■川崎重工業 <7012> 274円 -24 円 (-8.1%) 本日終値
川崎重工業<7012>が3日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、株価が下落したためバリュエーションに極端な割高感はないと指摘。それでも、17年3月期のコンセンサス予想は依然、増益予想で、今後、減益予想への修正が見込まれるなど、当面、株価の上昇は期待しづらいと解説。レーティングを「オーバーウエート」から「ニュートラル」に、目標株価を670円から380円に引き下げている。
■オンコセラピ <4564> 227円 -19 円 (-7.7%) 本日終値
オンコセラピー・サイエンス<4564>が3日続落。前引け後に、同社が開発中の小細胞肺がんに対するMELK阻害剤「OTS167」に関して、新たに生物学的に重要な働きが見つかり、共同研究者のシカゴ大学医学部・中村祐輔教授のグループと同社の研究グループによって論文が公表されたと発表したが、市場の反応は限定的。MELK(Maternal Embryonic Leucine-zipper Kinase)は、幅広いがん種で発現が亢進し、がん幹細胞の維持に重要な役割を果たすことが報告されている。今回、共同研究グループでは、MELKが小細胞肺がん由来の細胞および原発腫瘍巣の多くで過剰発現していることを明らかにした上で、小細胞肺がん細胞でのMELK遺伝子の発現を抑制した場合、また、OTS167でMELK酵素を阻害した場合に、強力な腫瘍増殖阻害作用を示すことを明らかにしたという。なお、同件による16年3月期業績への影響はないとしている。
●ストップ高銘柄
雑貨屋ブルドッグ <3331> 390円 +80 円 (+25.8%) ストップ高買い気配 本日終値
マイネット <3928> 1,960円 +400 円 (+25.6%) ストップ高 本日終値
リバーエレテック <6666> 385円 +70 円 (+22.2%) 本日終値
以上、3銘柄
●ストップ安銘柄
モブキャスト <3664> 217円 -80 円 (-26.9%) ストップ安 本日終値
海帆 <3133> 858円 -300 円 (-25.9%) ストップ安 本日終値
ロックオン <3690> 1,229円 -400 円 (-24.6%) ストップ安 本日終値
エヌジェイ <9421> 1,815円 -500 円 (-21.6%) ストップ安 本日終値
ぷらっとホーム <6836> 1,840円 -500 円 (-21.4%) ストップ安 本日終値
など、18銘柄
株探ニュース
ヤマハ発動機<7272>が急反落。大和証券は、同社株は成長銘柄として市場期待も高いと推測されるだけに、9日の後場に「実績未達/計画横這い」発表後の株価は急落したものの、場引け後の説明会の印象は、決算数字ほど悪くなかったとリポートで紹介。16年12月期会社計画の為替前提は、117円/ドル等(大和前提も同水準)で、為替差損に加え、米国二輪では、小売は堅調も在庫管理の効率化を図るべく、出荷を抑制する(=売上台数は減少)ことも、収益悪化要因と見られると指摘。ただ、コスト削減や売価などで、計画は相当に保守的との感触であると解説し、レーティングは「2」(アウトパフォーム)を継続。目標株価は2900円から2600円へ引き下げている。
■ティーガイア <3738> 1,078円 -145 円 (-11.9%) 本日終値
10日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は14%減益」が嫌気された。
ティーガイア <3738> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比1.5%増の97.8億円となったが、通期計画の149億円に対する進捗率は65.7%となり、5年平均の66.1%とほぼ同水準だった。
⇒⇒ティーガイアの詳しい業績推移表を見る
■松田産業 <7456> 1,174円 -149 円 (-11.3%) 本日終値
10日、松田産業 <7456> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の51億円→36億円に29.4%下方修正。減益率が12.6%減→38.3%減に拡大する見通しとなったことが売り材料。主要顧客である半導体電子部品メーカーの生産減少の影響に加え、貴金属相場の下落で販売価格が想定を下回ることが響く。
■アイフル <8515> 265円 -32 円 (-10.8%) 本日終値
アイフル<8515>、アコム<8572>などノンバンクセクターの下げがきつい。前引け時点で「その他金融」は33業種中で値下がり率トップとなっている。前日の欧州株市場ではフランス大手金融機関のソシエテ・ジェネラルが発表した10~12月期決算が市場コンセンサスを下回ったことで銀行株売りが加速、これが米国株市場を通じて東京市場にも波及している。メガバンクの売りなどが目立っていたが、財務基盤の弱い消費者金融などはさらに売り圧力が強い状況だ。
■日本郵船 <9101> 191円 -22 円 (-10.3%) 本日終値
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など海運株の下げがきつい。中国をはじめとする新興国経済の減速が意識される中でばら積み船市況の低迷が際立っており、株価も見切り売りが続いている。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は今年に入り前日比プラスだった日がまだ一度もない状況。同指数は1985年の指数創設時に1000をスタート地点としているだけに、300を下回る水準で推移している現状をネガティブ視する動きが強い。
■東海東京 <8616> 479円 -55 円 (-10.3%) 本日終値
東海東京フィナンシャル・ホールディングス<8616>が8日続落。クレディ・スイス証券では、株価回復は環境の好転待ちの状態にあると指摘。最近の市場環境の変化で、リテール事業のROEも急低下し、ホールセール事業と比較して常にリテールの利益率が高い状態ではなくなったと解説。当面の事業環境は厳しいとみて、レーティング「アンダーパフォーム」を継続、目標株価を640円から445円に引き下げている。
■野村ホールディングス <8604> 443.8円 -48.1 円 (-9.8%) 本日終値
野村ホールディングス<8604>が8営業日続落。証券株には厳しい地合いが続いているほか、今日は国内外の証券会社が野村ホールディングスに対するリポートをリリースしたことが確認されている。クレディ・スイス証券は、同社の16年3月期第3四半期並みの事業環境が第4四半期も続くとの前提で、業績予想を下方修正。保有する日本株、足利ホールディングス<7167>株の下落による評価損もネガティブと指摘。レーティングを「アウトパフォーム」から「ニュートラル」へ格下げし、目標株価は791円から558円へ引き下げられた。また、大和証券では収益環境の悪化を反映させる形で業績予想を保守的に見直し、投資判断を「2」(アウトパフォーム)から「3」(中立)へ格下げし、目標株価は870円から530円へ引き下げている。ただ、短期的には、決算発表後の急速な株価下落と自社株取得への期待を背景に、株価は反発する展開を予想している。
■ソフトバンクグループ <9984> 4,156円 -447 円 (-9.7%) 本日終値
ソフトバンクグループ<9984>が3日続落。同社は10日の取引終了後、16年3月期第3四半期(4~12月)の決算発表を行い、連結営業利益は前年同期比18%増の8753億円となったと発表した。光回線の利用が伸びたほか、米スプリントの合理化などが寄与した。連結純利益は、前年に中国アリババが上場したことによる一時益があったため、同59%減の4454億円だった。 同日の決算説明会で孫正義社長は「スプリントの再建に手応えを感じている」と自信を示した。ただ、この日の株価は続落。世界株安のなか、同社株の上値には売りが膨らんでいる。米スプリントの株価が依然低迷していることも、なお不安を呼んでいるようだ。
■川崎重工業 <7012> 274円 -24 円 (-8.1%) 本日終値
川崎重工業<7012>が3日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、株価が下落したためバリュエーションに極端な割高感はないと指摘。それでも、17年3月期のコンセンサス予想は依然、増益予想で、今後、減益予想への修正が見込まれるなど、当面、株価の上昇は期待しづらいと解説。レーティングを「オーバーウエート」から「ニュートラル」に、目標株価を670円から380円に引き下げている。
■オンコセラピ <4564> 227円 -19 円 (-7.7%) 本日終値
オンコセラピー・サイエンス<4564>が3日続落。前引け後に、同社が開発中の小細胞肺がんに対するMELK阻害剤「OTS167」に関して、新たに生物学的に重要な働きが見つかり、共同研究者のシカゴ大学医学部・中村祐輔教授のグループと同社の研究グループによって論文が公表されたと発表したが、市場の反応は限定的。MELK(Maternal Embryonic Leucine-zipper Kinase)は、幅広いがん種で発現が亢進し、がん幹細胞の維持に重要な役割を果たすことが報告されている。今回、共同研究グループでは、MELKが小細胞肺がん由来の細胞および原発腫瘍巣の多くで過剰発現していることを明らかにした上で、小細胞肺がん細胞でのMELK遺伝子の発現を抑制した場合、また、OTS167でMELK酵素を阻害した場合に、強力な腫瘍増殖阻害作用を示すことを明らかにしたという。なお、同件による16年3月期業績への影響はないとしている。
●ストップ高銘柄
雑貨屋ブルドッグ <3331> 390円 +80 円 (+25.8%) ストップ高買い気配 本日終値
マイネット <3928> 1,960円 +400 円 (+25.6%) ストップ高 本日終値
リバーエレテック <6666> 385円 +70 円 (+22.2%) 本日終値
以上、3銘柄
●ストップ安銘柄
モブキャスト <3664> 217円 -80 円 (-26.9%) ストップ安 本日終値
海帆 <3133> 858円 -300 円 (-25.9%) ストップ安 本日終値
ロックオン <3690> 1,229円 -400 円 (-24.6%) ストップ安 本日終値
エヌジェイ <9421> 1,815円 -500 円 (-21.6%) ストップ安 本日終値
ぷらっとホーム <6836> 1,840円 -500 円 (-21.4%) ストップ安 本日終値
など、18銘柄
株探ニュース