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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):すかいらーく、ライオン、そーせい、大気社

■すかいらーく <3197>  1,459円  +186 円 (+14.6%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 10日、すかいらーく <3197> が決算を発表。15年12月期の連結税引き前利益は前の期比47.4%増の247億円に拡大して着地。続く16年12月期も前期比15.7%増の286億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は新規出店を60店計画するほか、高付加価値メニューの拡充で客単価が上昇し、増収を確保する。原価低減や経費削減も増益に大きく貢献する。業績好調に伴い、前期の年間配当を30円→33円に増額し、今期も前期比5円増の38円に増配する方針とした。前日終値ベースの配当利回りは2.99%に上昇、配当取りを狙う買いも向かった。

■ライオン <4912>  1,058円  +84 円 (+8.6%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 10日、ライオン <4912> が決算を発表。15年12月期の連結経常利益は前の期比28.7%増の180億円に伸びて着地。続く16年12月期も前期比5.0%増の190億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は主力の一般用消費財事業でハミガキや洗濯用洗剤の高付加価値品を投入する。また、前期に業績を大きく伸ばした海外事業では引き続きオーラルケアやボディソープなどのパーソナルケア分野を中心に販売拡大に注力し、事業基盤の強化を図る。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比1円増の11円に増配する方針としたことも支援材料。

■そーせいグループ <4565>  10,920円  +820 円 (+8.1%)  本日終値
 そーせいグループ<4565>が急伸。10日の取引終了後、子会社のヘプタレス・セラピューティクスが開発中の選択的ムスカリンM1受容体作動薬(開発コード・HTL9936)が後期第1相臨床試験を良好な結果で終了したと発表しており、これを好感した買いが入っている。同薬は、認知症や統合失調症患者における認知機能障害の新たな治療法として臨床開発を進めているもの。ヘプタレス社では、特許化の可能な第2の注目すべきM1作動薬HTL18318の開発も進めており、今年中に第1相臨床試験の結果を得る予定としている。なお、HTL9936の認知症・統合失調症患者を対象とした第2相臨床試験は16年の終わりに開始する予定だという。また、同時に発表した第3四半期累計(15年4~12月)連結決算が、売上高77億4100万円(前年同期比8.1倍)、営業利益34億4900万円(前期1600万円)と大幅増収増益となったことも好感されている。なお、16年3月期通期業績予想は売上高117億3200万円(前期比3.2倍)、営業利益58億9900万円(同5.3倍)の従来予想を据え置いている。

■大氣社 <1979>  2,554円  +159 円 (+6.6%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 10日、大気社 <1979> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の106億円→121億円に14.2%上方修正。増益率が10.7%増→26.3%増に拡大し、24期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。環境システム事業で国内産業向け空調工事の受注が想定より伸び、売上が計画を上回ることが寄与。採算重視の受注やコスト削減も利益を押し上げる。

■インベスターズクラウド <1435>  7,030円  +390 円 (+5.9%)  本日終値
 10日に決算を発表。「今期経常は54%増で5期連続最高益、4円増配へ」が好感された。
 インベスC <1435> [東証M] が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。15年12月期の経常利益(非連結)は前の期比2.0倍の18.8億円に伸び、16年12月期も前期比53.6%増の28.9億円に拡大を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。6期連続増収、5期連続増益になる。
  ⇒⇒インベスターズクラウドの詳しい業績推移表を見る

■ラウンドワン <4680>  586円  +29 円 (+5.2%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 10日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は黒字浮上」が好感された。
 ラウンドワン <4680> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比38.5%減の19.5億円に落ち込み、通期計画の51億円に対する進捗率は38.4%にとどまり、5年平均の53.6%も下回った。
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■ワタミ <7522>  906円  +44 円 (+5.1%)  本日終値
 10日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が赤字縮小で着地・10-12月期は2.6倍増益」が好感された。
 ワタミ <7522> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は12.7億円の赤字(前年同期は14.2億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
  ⇒⇒ワタミの詳しい業績推移表を見る

■サッポロHD <2501>  519円  +21 円 (+4.2%)  本日終値
 10日、サッポロHD <2501> が決算を発表。15年12月期の連結経常利益は前の期比9.3%減の132億円に落ち込んだものの、続く16年12月期は前期比52.9%増の202億円に拡大し、12期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は国内でビール類の販売が回復するほか、不動産事業で銀座に複合商業施設を開業することが収益拡大に貢献する。

■THK <6481>  1,791円  +52 円 (+3.0%)  本日終値
 THK<6481>は逆行高。10日取引終了後、16年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を2150億円から2345億円(前期比7.7%増)へ、営業利益を210億円から218億円(同23.2%減)へ、最終利益を133億円から137億円(同39.7%減)へそれぞれ増額した。中国での生産能力増強に伴うコスト負担で減益を余儀なくされる見通しながら、これについては織り込み済み。一方、欧米で医療機器や工作機械向けに駆動部品などが好調で、収益は会社側の従来予想を上回る。これを受けて全体波乱相場のなかも買い戻しが優勢となった。

■オークマ <6103>  751円  +16 円 (+2.2%)  本日終値
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の工作機械セクターのリポートでは、1月の工作機械受注速報値を受け、内需は引合い堅調も、中小企業中心に4月以降に支給が予定されている補助金を睨み、商談の決定が先送りされる傾向が続いていると指摘。外需はスマホ関連や汎用機の落ち込みが大きいとみて、原油価格の下落などからオークマ<6103>などの汎用工作機械は当面厳しい状況を想定して、自動車エンジン用ターンキーや航空機向けなどで海外受注が急回復している牧野フライス製作所<6135>に注目。スマホ向けでは、「旧正月明け以降の動向を注視したい」との見解を示している。

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