【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):神戸鋼、ガンホー、TOA、野村
■神戸製鋼所 <5406> 96円 -17 円 (-15.0%) 本日終値 東証1部 下落率4位
神戸製鋼所<5406>が大幅続落。2日の取引終了後、16年3月期の連結業績予想の下方修正を発表し最終赤字に転落することが嫌気されている。売上高は1兆8700億円から1兆8400億円(前期比2.5%減)へ見直したほか、営業利益は900億円から650億円(同45.6%減)へ、最終損益は200億円の黒字から200億円の赤字(前期は865億4900万円の黒字)へ修正した。鋼材販売価格が低下しているほか、油圧ショベルの販売台数が想定を下回っている。さらに中国での建設機械関連事業で特別損失を計上する。今期の期末配当は無配(前期は2円)とし、年間ベースでは2円配当(前期比2円減)となる。
■ガンホー <3765> 276円 -42 円 (-13.2%) 本日終値 東証1部 下落率5位
2日、ガンホー <3765> が15年12月期の連結経常利益は前の期比22.4%減の726億円で着地したことが売り材料。主力のスマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」でアイテムの売り上げなど課金収入が大幅に減ったことが響いた。なお、16年12月期の業績見通しは開示しなかった。
■TOA <6809> 1,075円 -136 円 (-11.2%) 本日終値 東証1部 下落率6位
TOA<6809>が安い。同社は2日取引終了後に、16年3月期第3四半期累計(15年4~12月)の連結決算を発表。営業利益は20億8100万円(前年同期比10.4%減)となり、通期計画47億円に対する進捗率は44.3%にとどまった。売上高は321億2500万円(同5.9%増)と増収を確保したが、原価率の上昇や販管費の増加などが利益を圧迫した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
■東洋鋼鈑 <5453> 342円 -40 円 (-10.5%) 本日終値 東証1部 下落率8位
東洋鋼鈑<5453>が大幅続落。2日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の1190億円から1160億円(前期比5.7%減)へ、営業利益を65億円から49億円(同25.3%減)へ下方修正したことが嫌気されている。中国鋼材輸出の増加による世界的な鋼材需給緩和に加えて、コーヒー用缶材が計画を下回って推移していることや、機能材料関連事業で販売数量が当初予定より減少する見通しであることが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(15年4~12月)決算は、売上高887億2300万円(前年同期比4.0%減)、営業利益36億6200万円(同34.8%減)だった。
■野村ホールディングス <8604> 600円 -68.7 円 (-10.3%) 本日終値 東証1部 下落率10位
野村ホールディングス<8604>の急落を筆頭に大和証券グループ本社<8601>や東海東京フィナンシャル・ホールディングス<8616>など証券株に連鎖的な売りが波及。証券会社にとって昨年来の波乱相場による投資家資金の離散が重荷となっている。足もとの全体地合い悪も証券会社にとっては個人投資家の買い手控えや投信など運用成績の一段の低下を想起させ、売り圧力につながっている。
■生化学工業 <4548> 1,660円 -177 円 (-9.6%) 本日終値
生化学工業<4548>が急落。同社は2日取引終了後に、関節機能改善剤「アルツ」の腱・靱帯付着部症適応追加の開発を中止すると発表。第3相臨床試験で期待していた有効性を明確には見いだせなかったためとしており、これが売り材料視されているようだ。なお、同時に16年3月期第3四半期累計(15年4~12月)の連結決算も発表。売上高は234億3700万円(前年同期比6.2%増)、営業利益は27億4300万円(同20.6%増)で着地した。通期業績予想は従来計画を据え置いている。
■長瀬産業 <8012> 1,300円 -137 円 (-9.5%) 本日終値
2日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が6%減益で着地・10-12月期も28%減益」が嫌気された。
長瀬産 <8012> が2月2日大引け後(17:00)に決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比5.8%減の153億円に減り、通期計画の206億円に対する進捗率は74.6%にとどまり、5年平均の81.4%も下回った。
⇒⇒長瀬産業の詳しい業績推移表を見る
■愛三工業 <7283> 1,048円 -109 円 (-9.4%) 本日終値
2日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が4%減益で着地・10-12月期も19%減益」が嫌気された。
愛三工 <7283> が2月2日大引け後(15:20)に決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.6%減の80億円に減り、通期計画の107億円に対する進捗率は74.8%となり、5年平均の76.1%とほぼ同水準だった。
⇒⇒愛三工業の詳しい業績推移表を見る
■ビオフェルミン製薬 <4517> 3,800円 -380 円 (-9.1%) 本日終値
ビオフェルミン製薬<4517>が後場急落。同社はきょう午前11時30分に、16年3月期通期の単独業績予想修正を発表。営業利益は従来の29億円から22億円(前期比34.6%減)に下方修正した。売上高も105億円から96億円(同11.5%減)に減額修正。販売先である大正製薬ホールディングス<4581>が在庫を減少させる政策を打ち出したことが影響する。
■クレハ <4023> 384円 -36 円 (-8.6%) 本日終値
クレハ<4023>が続落。同社は2日の取引終了後、16年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を従来予想の1550億円から1450億円(前期比3.5%減)へ、営業利益を130億円から120億円(同17.5%減)へ、純利益を80億円から70億円(同23.9%減)へ下方修正した。建設関連事業での増加はあるものの、機能製品事業や樹脂製品事業などでの減少が圧迫要因となっている。
●ストップ高銘柄
雑貨屋ブルドッグ <3331> 104円 +30 円 (+40.5%) ストップ高 本日終値
ジェイテック <2479> 248円 +50 円 (+25.3%) ストップ高 本日終値
システクアイ <2345> 926円 +150 円 (+19.3%) ストップ高 本日終値
ブイキューブ <3681> 1,049円 +150 円 (+16.7%) ストップ高 本日終値
ETFSニケ <1694> 1,359円 0 円 (0.0%) ストップ高 本日終値
以上、5銘柄
●ストップ安銘柄
エスポア <3260> 460円 -100 円 (-17.9%) ストップ安 本日終値
イード <6038> 815円 -150 円 (-15.5%) ストップ安 本日終値
以上、2銘柄
株探ニュース
神戸製鋼所<5406>が大幅続落。2日の取引終了後、16年3月期の連結業績予想の下方修正を発表し最終赤字に転落することが嫌気されている。売上高は1兆8700億円から1兆8400億円(前期比2.5%減)へ見直したほか、営業利益は900億円から650億円(同45.6%減)へ、最終損益は200億円の黒字から200億円の赤字(前期は865億4900万円の黒字)へ修正した。鋼材販売価格が低下しているほか、油圧ショベルの販売台数が想定を下回っている。さらに中国での建設機械関連事業で特別損失を計上する。今期の期末配当は無配(前期は2円)とし、年間ベースでは2円配当(前期比2円減)となる。
■ガンホー <3765> 276円 -42 円 (-13.2%) 本日終値 東証1部 下落率5位
2日、ガンホー <3765> が15年12月期の連結経常利益は前の期比22.4%減の726億円で着地したことが売り材料。主力のスマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」でアイテムの売り上げなど課金収入が大幅に減ったことが響いた。なお、16年12月期の業績見通しは開示しなかった。
■TOA <6809> 1,075円 -136 円 (-11.2%) 本日終値 東証1部 下落率6位
TOA<6809>が安い。同社は2日取引終了後に、16年3月期第3四半期累計(15年4~12月)の連結決算を発表。営業利益は20億8100万円(前年同期比10.4%減)となり、通期計画47億円に対する進捗率は44.3%にとどまった。売上高は321億2500万円(同5.9%増)と増収を確保したが、原価率の上昇や販管費の増加などが利益を圧迫した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
■東洋鋼鈑 <5453> 342円 -40 円 (-10.5%) 本日終値 東証1部 下落率8位
東洋鋼鈑<5453>が大幅続落。2日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の1190億円から1160億円(前期比5.7%減)へ、営業利益を65億円から49億円(同25.3%減)へ下方修正したことが嫌気されている。中国鋼材輸出の増加による世界的な鋼材需給緩和に加えて、コーヒー用缶材が計画を下回って推移していることや、機能材料関連事業で販売数量が当初予定より減少する見通しであることが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(15年4~12月)決算は、売上高887億2300万円(前年同期比4.0%減)、営業利益36億6200万円(同34.8%減)だった。
■野村ホールディングス <8604> 600円 -68.7 円 (-10.3%) 本日終値 東証1部 下落率10位
野村ホールディングス<8604>の急落を筆頭に大和証券グループ本社<8601>や東海東京フィナンシャル・ホールディングス<8616>など証券株に連鎖的な売りが波及。証券会社にとって昨年来の波乱相場による投資家資金の離散が重荷となっている。足もとの全体地合い悪も証券会社にとっては個人投資家の買い手控えや投信など運用成績の一段の低下を想起させ、売り圧力につながっている。
■生化学工業 <4548> 1,660円 -177 円 (-9.6%) 本日終値
生化学工業<4548>が急落。同社は2日取引終了後に、関節機能改善剤「アルツ」の腱・靱帯付着部症適応追加の開発を中止すると発表。第3相臨床試験で期待していた有効性を明確には見いだせなかったためとしており、これが売り材料視されているようだ。なお、同時に16年3月期第3四半期累計(15年4~12月)の連結決算も発表。売上高は234億3700万円(前年同期比6.2%増)、営業利益は27億4300万円(同20.6%増)で着地した。通期業績予想は従来計画を据え置いている。
■長瀬産業 <8012> 1,300円 -137 円 (-9.5%) 本日終値
2日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が6%減益で着地・10-12月期も28%減益」が嫌気された。
長瀬産 <8012> が2月2日大引け後(17:00)に決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比5.8%減の153億円に減り、通期計画の206億円に対する進捗率は74.6%にとどまり、5年平均の81.4%も下回った。
⇒⇒長瀬産業の詳しい業績推移表を見る
■愛三工業 <7283> 1,048円 -109 円 (-9.4%) 本日終値
2日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が4%減益で着地・10-12月期も19%減益」が嫌気された。
愛三工 <7283> が2月2日大引け後(15:20)に決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.6%減の80億円に減り、通期計画の107億円に対する進捗率は74.8%となり、5年平均の76.1%とほぼ同水準だった。
⇒⇒愛三工業の詳しい業績推移表を見る
■ビオフェルミン製薬 <4517> 3,800円 -380 円 (-9.1%) 本日終値
ビオフェルミン製薬<4517>が後場急落。同社はきょう午前11時30分に、16年3月期通期の単独業績予想修正を発表。営業利益は従来の29億円から22億円(前期比34.6%減)に下方修正した。売上高も105億円から96億円(同11.5%減)に減額修正。販売先である大正製薬ホールディングス<4581>が在庫を減少させる政策を打ち出したことが影響する。
■クレハ <4023> 384円 -36 円 (-8.6%) 本日終値
クレハ<4023>が続落。同社は2日の取引終了後、16年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を従来予想の1550億円から1450億円(前期比3.5%減)へ、営業利益を130億円から120億円(同17.5%減)へ、純利益を80億円から70億円(同23.9%減)へ下方修正した。建設関連事業での増加はあるものの、機能製品事業や樹脂製品事業などでの減少が圧迫要因となっている。
●ストップ高銘柄
雑貨屋ブルドッグ <3331> 104円 +30 円 (+40.5%) ストップ高 本日終値
ジェイテック <2479> 248円 +50 円 (+25.3%) ストップ高 本日終値
システクアイ <2345> 926円 +150 円 (+19.3%) ストップ高 本日終値
ブイキューブ <3681> 1,049円 +150 円 (+16.7%) ストップ高 本日終値
ETFSニケ <1694> 1,359円 0 円 (0.0%) ストップ高 本日終値
以上、5銘柄
●ストップ安銘柄
エスポア <3260> 460円 -100 円 (-17.9%) ストップ安 本日終値
イード <6038> 815円 -150 円 (-15.5%) ストップ安 本日終値
以上、2銘柄
株探ニュース