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【市況】【市場反応】米12月コアPCE価格指数/PCE/個人所得、ドル堅調


 外為市場では予想を上回った個人所得やコアPCE価格指数を受けてドルが底堅い展開となった。ドル・円は121円22銭から121円30銭へじり高推移。ユーロ・ドルは1.0887ドルから1.0873ドルへ弱含んだ。


 米国の12月個人所得は前月比+0.3%と、鈍化予想に反し11月と同水準を維持。一方、12月個人消費支出(PCE)は前月比横ばいと、市場予想の+0.1%を下回り、11月+0.5%から伸びが鈍化。消費者は依然、経済への不透明感などから可処分所得を消費よりも貯蓄にまわしている証拠となった。


 米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目しているコアPCE価格指数の12月分は前年比+1.4%と、予想通り2ヶ月連続で2014年11月以来の最高となった。11月分は+1.3%から+1.4%へ上方修正された。

【経済指標】
・米・12月個人所得:前月比+0.3%(予想:+0.2%、11月:+0.3%)
・米・12月個人消費支出(PCE):前月比0.0%(予想:+0.1%、11月:+0.5%←+0.3%)
・米・12月コアPCE価格指数:前年比+1.4%(予想:+1.4%、11月:+1.4%←+1.3%)

《KK》

 提供:フィスコ

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