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【材料】タカキタが続伸、農政追い風に三角もち合い煮詰まり再浮上

 タカキタ<6325>が全般下げ相場のなかで続伸と気を吐いている。同社は飼料系農機メーカーで軸受け加工も手掛ける。今月下旬に入り急動意、20日には1996年7月以来、約20年ぶりとなる860円の高値をつけるなど人気化した。その後は調整局面に移行したが、時価は700円近辺で煮詰まっており、三角もち合い形成から再浮上の動きにある。

 TPP締結に絡み国内農業の成長ビジョンが安倍政権にとって課題となっている。畜産農家をはじめ、関係事業者が連携して地域ぐるみで高収益型の畜産を実現する畜産クラスター事業の推進が農業政策に掲げられており、同社の収益環境に追い風となっている。16年3月期は営業利益段階で前期比9.5%増の5億2800万円と好調が予想されるが、市場関係者の間では一段の上乗せ余地が指摘されている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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