市場ニュース

戻る
 

【市況】<株式トピックス>=日経平均152円高でも東証全業種が値上がり

 25日の東京株式市場は、前週末の海外株高などを受けて買い先行。日経平均株価終値は、前日比152円38銭高の1万7110円91銭と続伸した。外国為替市場での円安進行や原油価格の落ち着きなども好感し買い優勢となった。

 きょう市場関係者のあいだで話題となったのは「日経平均株価の上昇幅が152円だった割には、全般地合いに強さが感じられた」という点だった。実際に東証1部の値上がり銘柄数は1643と全体の85%に達し、値下がりの229銘柄(変わらずは63銘柄)を圧倒的に上回った。きょうの日経平均株価の上昇率が0.90%なのに比べ、東証株価指数(TOPIX)は1.34%に達した。

 また、東証の業種別指数では、全33業種が前週末に比べてプラスで引ける“全面高”商状となった。さらに、東証の大型株指数の上昇率が1.16%だったのに比べて、同小型株指数の上昇率は1.86%と大きく上回った。
 つまりきょうは、日経225種採用銘柄などの主力株は比較的穏やかな動きにとどまったものの、中小型株を 中心に底上げの動きが顕在化したということになる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均