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【材料】ダイトケミクスが急反落、特損計上で16年3月期業績予想を下方修正

 ダイトーケミックス<4366>が急反落し、8月25日につけた昨年来安値221円を5カ月ぶりに下回ってきた。前週末22日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、最終損益を従来予想の4億円の黒字から13億円の赤字(前期3億6500万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。04年10月に同社製品を積載し地中海を航行していた船舶に火災が起こったことについての損害賠償請求訴訟に関連して、最高裁判所の判断が下されたことで、損害賠償金など17億5400万円を特別損失に計上したことが要因としている。なお、売上高は96億円(前期比4.2%増)、営業利益は4億円(同1.8%増)で据え置いている。

 また、業績予想の修正に伴い、従来3円を予定していた期末一括配当を無配にするとあわせて発表したことも弱材料視されている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)



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