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【市況】NY株式:ダウは210ドル高、日欧の追加緩和観測や原油相場の回復を好感


22日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は210.83ドル高の16093.51、ナスダックは119.12ポイント高の4591.18で取引を終了した。欧州や日本で追加緩和観測が強まり、アジア・欧州株が全面高となった流れを受け、買いが先行。原油相場も大幅上昇となり、終日堅調推移となった。セクター別では全面高となり、エネルギーやテクノロジー・ハード・機器の上昇が目立った。

携帯端末のアップル(AAPL)は一部アナリストによる投資推奨を受け、上昇。石油サービスのシュルンベルジェ(SLB)は赤字決算となったものの、1万人の追加人員削減が好感され、堅調推移。航空機メーカーのボーイング(BA)はジャンボジェット機747-8の生産ペース引き下げを発表し、買われた。一方で、クレジットカードのアメリカン・エキスプレス(AXP)は決算内容が嫌気され、大幅下落となった。

イランは欧州向け原油輸出を早ければ2月に再開するため準備を進めている。同国の輸出再開を見据えて、競合となるロシアやサウジアラビアは欧州向け原油価格を引き下げており、原油相場は更なる下落が予想される。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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