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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):そーせい、ガンホー、郵船

■そーせいグループ <4565>  10,280円  +330 円 (+3.3%)  本日終値
 18日、東証が19日売買分からそーせい <4565> [東証M]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を70%以上[うち現金40%以上]とする)を解除すると発表したことが買い材料。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■ガンホー <3765>  307円  +8 円 (+2.7%)  本日終値
 ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が反発。いちよし経済研究所では、パズドラの売上高は鈍化傾向が続いていることから、次の牽引役の早急な育成が課題と指摘。現時点ではパズドラの国内売り上げ鈍化を補えるようなタイトルは生まれていないとの見方で、現在の株価水準もフェアバリュー圏内にあると解説。レーティング「B」を継続、フェアバリューを350円から370円に引き上げている。

■日本郵船 <9101>  271円  +6 円 (+2.3%)  本日終値
 日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手海運株が高い。中国経済の鈍化などを背景に鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の低迷が続いている。ばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は前日時点で4ポイント安の369と10日連続で最安値更新となっている。ただ、大手3社とも昨年来安値更新基調にあるなか、市況低迷は先駆して株価に織り込まれており、PBRは郵船が0.5倍台、川崎汽船が0.4倍台、商船三井が0.4倍を割り込む水準まで売られており水準訂正妙味が浮上している。川崎汽船については「燃費の良い大型コンテナ船を今期5隻投入、来期はこのコスト削減効果が見込めることで、経常利益は今期推定比5割増と急回復が見込める」(業界担当アナリスト)との見方も底値買いに反映されているようだ。

■川崎重工業 <7012>  371円  +7 円 (+1.9%)  本日終値
 川崎重工業<7012>が小反発。岩井コスモ証券では、ブラジルの造船ビジネスで221億円の損失が計上されるとの発表を受け、今後さらに数十億円規模の損失拡大が懸念されると指摘。造船ビジネスでは、今回以外の案件にも不透明さが残るとして、同ビジネスでの悪材料の追加発生を警戒。建設機械用の油圧機器での需要低下や新興国での二輪車販売減速などが業績の懸念材料になる恐れがあるとみて、レーティングを「B+」から「B」に、目標株価を530円から390円に引き下げている。

■鳥居薬品 <4551>  2,540円  +46 円 (+1.8%)  本日終値
 18日、鳥居薬 <4551> が15年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の42億円→51.3億円に22.1%上方修正したことが買い材料視された。主力の抗HIV薬や高リン血症治療剤の販売が伸び、売上が計画を上回ったことが寄与。販管費が想定を下回ったことも利益を押し上げた。

■寿スピリッツ <2222>  4,745円  +85 円 (+1.8%)  本日終値
 寿スピリッツ<2222>が3日続伸。同社は18日引け後、16年3月期第3四半期累計(15年4~12月)の売上状況(概算)を発表した。第3四半期(15年10~12月)の売上高は前年同期比11.0%増の69億6800万円、第3四半期累計(15年4~12月)では同11.1%増の190億7800円となり、好感されているようだ。首都圏での展開強化、主力商品の販売強化などの積極的な事業施策の遂行が奏功した。主要セグメントでは、首都圏エリアを商圏とする「シュクレイ」が、販売力強化などにより前年同期比33.6%増と躍進したほか、ルタオブランドを擁する「ケイシイシイ」、「寿製菓」、「販売子会社」が共に増収で推移した。

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