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【市況】NY原油先物週間見通し:こう着か、供給過剰警戒もいったんは買い戻しも入りやすい


■NY原油先物
安値:29.13ドル
高値:33.20ドル
終値:29.42ドル
前週末比(騰落率):-11.28%

■下落、供給過剰懸念から12年ぶり30ドル割れ

下落。中東諸国をはじめ産油国の供給拡大が続いているうえ、中国経済の先行きの不透明感から原油の需要が低迷するという見方が広がっている。足下では原油先物相場の見通しを引き下げる動き等もみられており、センチメントが悪化。制裁解除が近づいているイランの輸出拡大観測等もあり、12年ぶりに30ドルを割り込んだ。


■こう着か、供給過剰警戒もいったんは買い戻しも入りやすい

想定レンジ:27.00~32.00ドル

こう着か。中国の需要が弱含んでいることや、産油国の生産抑制の動きがないことから、下げ止まりの兆しはみえない。イランの経済制裁解除により、イラン原油の輸出が解禁される見通しであり、不安定な相場展開が続こう。ただし、節目の30ドル割れにより、いったんは売り方の買い戻しなどから下げ渋りの動きも出やすい。

《TN》

 提供:フィスコ

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