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【通貨】英ポンド週間見通し:上値は重いままか、株安を意識した売り継続の可能性


■原油安継続で1年3カ月ぶりの170円台に下落

先々週・先週(2015年12月28日-2016年1月8日)のポンド・円は大幅下落。原油安継続で米ドル買い・ポンド売りが一段と活発になったことが要因。欧米株安を嫌気して米ドル・円相場が円高方向に振れた影響もあり、ポンドは2014年10月以来となる170円台に下落した。取引レンジは170円14銭-180円08銭。

■上値は重いままか、株安を意識した売り継続の可能性

今週のポンド・円は上値の重い展開か。中国市場混乱の影響は残されており、リスク回避の円買いは続く可能性がある。欧米諸国の株安が続いた場合、ポンド売り・円買いの取引が縮小する可能性は低いとみられる。原油安はポンド押し下げ要因となる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・12日:11月鉱工業生産(前月比予想:+0.1%)
・14日:英国中央銀行が金融政策発表(現状維持の予想)

・予想レンジ:168円00銭-172円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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