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2016年01月07日08時50分

【特集】3Dマトリックス Research Memo(5):欧州市場における販売パートナーとの契約締結による収益を見込む


■今後の見通し

(1) 2016年4月期業績見通し

スリー・ディー・マトリックス<7777>の2016年4月期の連結業績は、事業収益が783~2,877百万円、営業利益が1,996百万円の損失から24百万円の利益とレンジ開示を行っている。欧州市場における販売パートナーとの契約締結の有無によって収益が大きく変動するためである。

具体的には、販売パートナーとの契約が締結されれば、契約一時金として2,000百万円、製品販売として93百万円(プロモーション用のみ)が見込まれており、この差額分が業績予想のレンジに相当することになる。事業収益の内訳としては、止血材の欧州及びアジア、南米市場での販売で582~675百万円となり、契約一時金及びマイルストーン収益で176~2,175百万円を計画している。

欧州市場においては英国、スイス、ドイツ、フランス、スペインのほか、今後は南欧での販売が見込まれる。また、アジア市場では香港に続いて、第3四半期以降にはインドネシアで販売を開始、また、マレーシア、シンガポール、タイ、韓国、オーストラリアなどでも早ければ今期中に販売が開始される可能性がある。中南米市場ではチリやメキシコなどで販売が開始される見通しだ。

一方、国内の止血材については、今期末までに製造販売承認申請を行うことを目標としていたが、まだ臨床試験の申請まで至っておらず、計画はやや遅れ気味となっている。症例数が前回(97症例)と同規模程度だとすると、臨床試験に1年近くかかる可能性がある。なお、臨床試験費用として2016年4月期に300百万円弱を見込んでいたが、開始時期が2017年4月期以降にずれこみそうなことから、今期に関しては研究開発費の減少要因となる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《SF》

 提供:フィスコ

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