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【市況】東京株式(前引け)=商い薄もプラス圏で着地

 25日前引けの日経平均株価は前営業日比22円高の1万8812円と反発。前場の東証1部の売買高概算は9億7743万株、売買代金概算は8248億円。値上がり銘柄数は594、対して値下がり銘柄数は1238、変わらずは104銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、商い薄のなか“閑散に売り無し”を地で行く展開となり前場後半はプラス圏で推移した。前日の米国株市場は4日ぶりに小幅反落となったが、日経平均は前日まで4日続落で約3%の下落をみせており、目先値ごろ感からの押し目買いが優勢となった。ただ、為替が1ドル=120円20銭近辺の推移と円高傾向に振れており、上値を積極的に買う動きもみられない。値下がり銘柄数も値上がりを大幅に上回る状況。クリスマス休暇で市場エネルギー不足が顕著となり、売買代金は前場時点で8200億円強と1兆円大台を大きく下回っている。

 個別では前日ストップ高の日本水産<1332>が続急伸で値上がり率トップ、売買代金でもトヨタ自動車<7203>を凌ぎ前場時点で首位に立った。日本郵政<6178>がしっかり、アルプス電気<6770>、村田製作所<6981>なども買い優勢。神戸物産<3038>、生化学工業<4548>、日本ペイントホールディングス<4612>なども値を飛ばした。半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、三井住友フィナンシャルグループ<8316>も下げた。イマジカ・ロボット ホールディングス<6879>、ブレインパッド<3655>がいずれも大きく利食われ、三菱重工業<7011>、昭和電線ホールディングス<5805>なども軟調。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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