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【市況】概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は反落、ブラジル株は売り先行となった


【ブラジル】ボベスパ指数 43910.60 -2.98%
18日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1350.88ポイント安(-2.98%)の43910.60で取引を終えた。45248.66から43690.31まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは11、値下がりは52、変わらず0であった。

この日発表のブラジルの10月経済活動指数(GDPの先行指標)が一段と落ち込む一方、12月拡大消費者物価指数が予想を上回る上昇となったことで、ブラジル株は売り先行となった。また、最高裁が裁定した新たな大統領弾劾手続きがルセフ大統領に有利との見方や、財務相の早期交代観測など、政治絡みの材料で売りが強まり、下落幅が拡大したもよう。(取引終了後、レビ財務相が辞任。後任にバルボサ企画相が指名され、レアル安に)

【ロシア】MICEX指数 1719.16 -3.47%
18日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は、前日比61.81ポイント安(-3.47%)の1719.16で取引を終了した。1775.55から1719.16まで下落し、安値引けとなった。

ブレント原油先物が一時36.41ドルまで下落したことや、欧州株安がロシア株の売り圧力になった。また、ウクライナのヤツェニュク首相が、同国債にモラトリアム(債務の支払い猶予)を発動すると宣言。20日期限のロシア向け債務30億ドルの支払いを停止することになり、ウクライナ、ロシア両国の対立が深まる状況も懸念材料か。

【インド】SENSEX指数  25519.22 -1.10%
18日のインドSENSEX指数は5日ぶりに反落。前日比284.56ポイント安(-1.10%)の25519.22、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同82.40ポイント安(-1.05%)の7761.95で取引を終えた。

小幅高で寄り付いた後は売りに押され、その後も下げ幅をじりじりと拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が強まった。また、前日の米株式市場の下落や、米利上げの実施に伴うインドからの外資流出懸念も引き続き指数の上値を抑えた。ほかに、通貨ルピーの先安感が強まっていることも引き続き警戒材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3578.96 -0.03%
18日の上海総合指数は小動き。主要指標の上海総合指数は、前日比1.04ポイント安(-0.03%)の3578.96ポイントと3日ぶりに小反落した。

前日の終値を挟み、小幅な値動きに終始した。好悪材料が入り混じるなかで、方向感がみられない。翌年度・経済政策の基本方針を決める「中央経済工作会議」がこの日から開催されたことはプラス材料だが、元安基調が続いていることや、新規株式公開(IPO)に伴う需給悪化の懸念などはマイナスだ。

《CS》

 提供:フィスコ

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