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【材料】八洲電機が大幅続伸、純利益上方修正で一転2ケタ増益予想に

 工場や企業向けに電気機器の納入および設置工事を一括提供する八洲電機<3153>が買い気配でスタートして大幅続伸。ただ、上げ幅を縮小する展開となっている。同社は16日引け後、16年3月期の連結純利益予想を10億8000万円から16億9000万円(前期比12.4%増)へ上方修正すると発表した。前期比28.2%の減益予想が一転、2ケタの増益予想となり好感されているようだ。

 連結子会社のヤシマコントロールシステムズが、11月20日にカミヤ電機の全株式を取得したことに伴う会計処理として、16年3月期第3四半期に負ののれん発生益約6億1000万円を計上する見込みとなった。

 同時に、16年4月1日に同社を分割会社とする会社分割により、電子コンポーネント事業を行う会社の設立を検討するとも発表した。15年4月から同社は社内カンパニー制を導入して「電子事業部」を「電子コンポーネント社」して、一定の成果が出ていることなどから、「電子コンポーネント社」のより一層の成長を目指し、ルネサスエレクトロニクス<6723>との協力関係強化を図るほか、顧客視点での自己改革を行うとともに、時代の最先端技術に素早く対応する方針。
《MK》

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