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【市況】日経平均2万円乗せへ、米クリスマス商戦など先高期待/オープニングコメント


 27日の東京市場は、高値圏でのこう着が続きそうである。26日の米国市場は、感謝祭の祝日で休場となっており、海外勢のフローが減少することになろう。シカゴ日経225先物は時間外で大阪比65円高の20005円と2万円の大台に乗せている。市場参加者が限られるなか、日経平均は2万円の攻防となりそうだ。

 また、欧州テロやロシア・トルコ情勢への警戒が重石になりそうだが、米国の感謝祭翌日のブラックフライデーとなり、クリスマス商戦の始まりを告げる。感謝祭翌週の月曜日はサイバー・マンデーと称され、オンラインショッピングにおけるホリデーシーズンの始まりとされている。米クリスマス商戦への思惑などから先高期待は高まりやすく、押し目買い意欲は強そうだ。

 海外勢の商いは細るが、良好な需給状況のなか、主力大型株への物色から個人主体による中小型株への物色にシフトしやすい。また、12月に入ると小額投資非課税制度(NISA)の非課税枠を使い切る形での買い需要なども意識されやすく、個人主体の売買が活発化することになろう。物色は足元でロボット関連などが賑わっているが、TPPや一億総活躍などの政策に関連する分野なども意識されやすい。民泊、ドローン、人工知能などのテーマ株も注目される。
《AK》

 提供:フィスコ

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