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【市況】戻り高値更新、追加緩和期待や米利上げ観測による円安が下支え/オープニングコメント


 18日の東京市場は堅調な展開が見込まれる。17日の米国市場は経済指標の結果がまちまちだったほか、原油相場の下げが重石となったが、小売企業の好決算などから、NYダウ、ナスダックともに小幅に上昇となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比135円高の19815円だった。

 シカゴ先物にさや寄せする格好からギャップ・アップで始まると考えられ、日経平均は連日で直近の戻り高値を更新してくることになりそうだ。その後は狭いレンジでのもみ合いが続くとみられるが、日銀の金融政策決定会合が開催される。追加緩和の可能性は低いとはいえ、期待感からの押し目買い意欲は強いだろう。

 また、米国ではFOMC議事録(10月27-28日分)が公表されるため、利上げ観測によって円相場はドル高・円安に振れやすく、これが輸出関連等への物色に向かわせることになりそうだ。インデックスに絡んだ商いが中心となりやすく、指数インパクトの大きい値がさ株などの動向が注目される。
《AK》

 提供:フィスコ

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