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【通貨】明日の為替相場見通し=欧米市場の動向を注視

 あすの東京外国為替市場のドル円相場は、今晩の欧米市場の動向に左右されそうだ。予想レンジは1ドル=122円40~123円40銭。この日は先週末13日のパリ同時テロの影響が懸念された。安全通貨の「円買い」の動きから、一時122円20銭台まで円高が進んだが、その後はドル買い・円売りが強まり、夕方には122円80銭をつけた。パリ同時テロの影響には、強弱感が対立しているが、今晩の欧米市場で欧州株式や為替が堅調に推移すれば、ある程度の影響は織り込んだとみられる。市場にはパリ同時テロより、むしろ米国の景気が弱含んでいることを警戒する声も出始めている。先週末に発表された米小売売上高は市場予想に達せず、直近の経済指標に弱い結果が目立つ。今晩の11月ニューヨーク連銀製造業景気指数などが注目されよう。NYダウが続落するなら、ドルが売られる一方、ユーロと円は買われる可能性もある。(岡里英幸)



出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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