【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):トーカイ、宝HLD、NTT、日曹達
■トーカイ <9729> 3,785円 +330 円 (+9.6%) 本日終値 東証1部 上昇率2位
19日、トーカイ <9729> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の70.5億円→74.6億円に5.8%上方修正。従来の3.9%減益予想から一転して1.7%増益見通しとなったことが買い材料。調剤薬局事業で高薬価の新薬発売により処方せん1枚当たりの売上高が拡大するうえ、健康生活サービスにおいてレンタル売上の好調も寄与する。
■ジーフット <2686> 1,027円 +68 円 (+7.1%) 本日終値
名証2部上場のジーフット<2686>が大幅続伸。19日の取引終了後、東京証券取引の承認を受けて、11月10日付で東証1部または2部に上場することになったと発表しており、流動性向上などへの期待から買いが入っている。同社は、イオングループの紳士・婦人靴専門店で、中部地盤に「ASBee」などのブランドで全国に店舗を展開。16年2月期単独業績は、売上高1075億円(前期比3.9%増)、経常利益60億5000万円(同10.7%増)を見込んでいる。また、東証上場にあわせて、51万6000株の公募増資と272万株の売り出し、48万5400株のオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表しているが、需給悪化への懸念は限定的のようだ。公募・売出価格は10月27日から10月30日までのいずれかの日に決定する予定で、上場市場も発行価格の決定を受けて決まる予定。なお、公募増資などで調達する手取り概算額上限の約8億5500万円については、17年2月末までに新規出店や店舗改装などの設備投資に充当する予定という。
■宝ホールディングス <2531> 845円 +52 円 (+6.6%) 本日終値 東証1部 上昇率4位
19日、宝HLD <2531> が16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の31億円→43億円に38.7%上方修正。従来の9.6%減益予想から一転して25.4%増益見通しとなったことが買い材料。宝酒造で海外向けの日本食材卸が伸びたほか、タカラバイオ <4974> [東証M]でも欧米向け研究用試薬の販売が好調だったことが収益を押し上げた。円安による収益押し上げ効果や販管費の抑制も上振れに貢献した。
■日本電信電話 <9432> 4,495円 +222 円 (+5.2%) 本日終値 東証1部 上昇率6位
NTT<9432>が3日ぶり急反発したほか、KDDI<9433>も大幅反発するなど通信メガキャリアの株価上昇が目立つ。情報通信セクターは業種別上昇率でも全業種中で断トツとなっている。安倍首相肝いりである総務省の有識者会議が19日に携帯料金の引き下げについて検討を開始したことが伝わっている。ただ、これについては事前に株価に織り込まれてきた話であり、空売り筋の買い戻しを誘う契機となった。市場では「端末の価格と通信料金が事実上一体となっている現状が是正され、端末価格と通信料金が切り離されれば、通信料金の違いが比較しやすくなり競争が進むというのが総務省の見解であり、むやみに安くしろという短絡的な話ではない。有識者会議のスタートがこれまで思惑先行で動いた売り方の手仕舞いを誘導するタイミングとなったようだ」(国内ネット証券大手)としている。また、「KDDIについてはドイツ証券がきょう付で目標株価を引き上げたことも同社を始めメガキャリアの株価にプラスに作用している」(同)と指摘していた。
■日本曹達 <4041> 914円 +43 円 (+4.9%) 本日終値 東証1部 上昇率10位
日本曹達<4041>が前日に続き急伸。精密化学分野で幅広く展開、工業薬品だけでなく農薬にも強く、TPP関連としての切り口でも注目される。前週末16日付で野村証券が投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に引き上げるとともに、目標株価を従来の820円から1400円に一気に引き上げたことで物色資金を呼び込むかたちとなった。米国の持ち分法適用会社で展開する飼料添加物のメチオニンの収益牽引力の高さが注目されている。信用取組は買い長だが、買い残高は40万株強とほとんど重荷にならない水準。また、同社の上場来高値は1989年バブル時につけた1480円で、くしくも野村証券が新たに掲げた目標株価とほぼ合致する。時価は2000年以降では最高値圏を飛翔する局面にあり、戻り売り圧力に乏しい点も物色人気を呼ぶ背景となっている。
■十八銀行 <8396> 362円 +14 円 (+4.0%) 本日終値
十八銀行<8396>が動意。同社は19日の取引終了後、16年3月期の第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の修正を発表。経常収益を従来予想の230億円から256億円(前年同期比5.4%増)へ、経常利益を44億円から67億円(同17.1%増)へ、純利益を31億円から45億円(同25.0%増)へ上方修正、これを好感する動き。与信関係費用が当初予想を下回ることに加えて、有価証券関係損益が当初予想を上回ることが要因。
■コシダカHD <2157> 2,278円 +88 円 (+4.0%) 本日終値
コシダカホールディングス<2157>が続伸。この日午前に提出された大量保有報告書で、米投資顧問会社のテンプルトン・インベストメント・カウンセルなどが101万3100株(発行済み株式数の5.28%)を保有していることが判明しており、需給思惑から買いが入っているようだ。なお、保有目的は純投資としている。
■総合メディカル <4775> 4,310円 +150 円 (+3.6%) 本日終値
19日、総合メデカル <4775> が16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の16.1億円→22.8億円に41.0%上方修正。従来の2.4%減益予想から一転して37.7%増益を見込み、4期ぶりに上期最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。調剤薬局の新規出店や買収効果などで、売上が計画を上回ったことが寄与。販管費が想定を下回ったことなども利益を押し上げた。
■ディスコ <6146> 10,270円 +320 円 (+3.2%) 本日終値
ディスコ<6146>が続伸。UBS証券がディスコのレーティングを格上げしたことが確認されており、買い手掛かり材料視されているようだ。同証券では第3四半期で短期業績がボトムになりそうだと指摘、レーティングを「ニュートラル」から「バイ」に格上げし、目標株価を1万1000円から1万2500円に引き上げている。
株探ニュース
19日、トーカイ <9729> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の70.5億円→74.6億円に5.8%上方修正。従来の3.9%減益予想から一転して1.7%増益見通しとなったことが買い材料。調剤薬局事業で高薬価の新薬発売により処方せん1枚当たりの売上高が拡大するうえ、健康生活サービスにおいてレンタル売上の好調も寄与する。
■ジーフット <2686> 1,027円 +68 円 (+7.1%) 本日終値
名証2部上場のジーフット<2686>が大幅続伸。19日の取引終了後、東京証券取引の承認を受けて、11月10日付で東証1部または2部に上場することになったと発表しており、流動性向上などへの期待から買いが入っている。同社は、イオングループの紳士・婦人靴専門店で、中部地盤に「ASBee」などのブランドで全国に店舗を展開。16年2月期単独業績は、売上高1075億円(前期比3.9%増)、経常利益60億5000万円(同10.7%増)を見込んでいる。また、東証上場にあわせて、51万6000株の公募増資と272万株の売り出し、48万5400株のオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表しているが、需給悪化への懸念は限定的のようだ。公募・売出価格は10月27日から10月30日までのいずれかの日に決定する予定で、上場市場も発行価格の決定を受けて決まる予定。なお、公募増資などで調達する手取り概算額上限の約8億5500万円については、17年2月末までに新規出店や店舗改装などの設備投資に充当する予定という。
■宝ホールディングス <2531> 845円 +52 円 (+6.6%) 本日終値 東証1部 上昇率4位
19日、宝HLD <2531> が16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の31億円→43億円に38.7%上方修正。従来の9.6%減益予想から一転して25.4%増益見通しとなったことが買い材料。宝酒造で海外向けの日本食材卸が伸びたほか、タカラバイオ <4974> [東証M]でも欧米向け研究用試薬の販売が好調だったことが収益を押し上げた。円安による収益押し上げ効果や販管費の抑制も上振れに貢献した。
■日本電信電話 <9432> 4,495円 +222 円 (+5.2%) 本日終値 東証1部 上昇率6位
NTT<9432>が3日ぶり急反発したほか、KDDI<9433>も大幅反発するなど通信メガキャリアの株価上昇が目立つ。情報通信セクターは業種別上昇率でも全業種中で断トツとなっている。安倍首相肝いりである総務省の有識者会議が19日に携帯料金の引き下げについて検討を開始したことが伝わっている。ただ、これについては事前に株価に織り込まれてきた話であり、空売り筋の買い戻しを誘う契機となった。市場では「端末の価格と通信料金が事実上一体となっている現状が是正され、端末価格と通信料金が切り離されれば、通信料金の違いが比較しやすくなり競争が進むというのが総務省の見解であり、むやみに安くしろという短絡的な話ではない。有識者会議のスタートがこれまで思惑先行で動いた売り方の手仕舞いを誘導するタイミングとなったようだ」(国内ネット証券大手)としている。また、「KDDIについてはドイツ証券がきょう付で目標株価を引き上げたことも同社を始めメガキャリアの株価にプラスに作用している」(同)と指摘していた。
■日本曹達 <4041> 914円 +43 円 (+4.9%) 本日終値 東証1部 上昇率10位
日本曹達<4041>が前日に続き急伸。精密化学分野で幅広く展開、工業薬品だけでなく農薬にも強く、TPP関連としての切り口でも注目される。前週末16日付で野村証券が投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に引き上げるとともに、目標株価を従来の820円から1400円に一気に引き上げたことで物色資金を呼び込むかたちとなった。米国の持ち分法適用会社で展開する飼料添加物のメチオニンの収益牽引力の高さが注目されている。信用取組は買い長だが、買い残高は40万株強とほとんど重荷にならない水準。また、同社の上場来高値は1989年バブル時につけた1480円で、くしくも野村証券が新たに掲げた目標株価とほぼ合致する。時価は2000年以降では最高値圏を飛翔する局面にあり、戻り売り圧力に乏しい点も物色人気を呼ぶ背景となっている。
■十八銀行 <8396> 362円 +14 円 (+4.0%) 本日終値
十八銀行<8396>が動意。同社は19日の取引終了後、16年3月期の第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の修正を発表。経常収益を従来予想の230億円から256億円(前年同期比5.4%増)へ、経常利益を44億円から67億円(同17.1%増)へ、純利益を31億円から45億円(同25.0%増)へ上方修正、これを好感する動き。与信関係費用が当初予想を下回ることに加えて、有価証券関係損益が当初予想を上回ることが要因。
■コシダカHD <2157> 2,278円 +88 円 (+4.0%) 本日終値
コシダカホールディングス<2157>が続伸。この日午前に提出された大量保有報告書で、米投資顧問会社のテンプルトン・インベストメント・カウンセルなどが101万3100株(発行済み株式数の5.28%)を保有していることが判明しており、需給思惑から買いが入っているようだ。なお、保有目的は純投資としている。
■総合メディカル <4775> 4,310円 +150 円 (+3.6%) 本日終値
19日、総合メデカル <4775> が16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の16.1億円→22.8億円に41.0%上方修正。従来の2.4%減益予想から一転して37.7%増益を見込み、4期ぶりに上期最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。調剤薬局の新規出店や買収効果などで、売上が計画を上回ったことが寄与。販管費が想定を下回ったことなども利益を押し上げた。
■ディスコ <6146> 10,270円 +320 円 (+3.2%) 本日終値
ディスコ<6146>が続伸。UBS証券がディスコのレーティングを格上げしたことが確認されており、買い手掛かり材料視されているようだ。同証券では第3四半期で短期業績がボトムになりそうだと指摘、レーティングを「ニュートラル」から「バイ」に格上げし、目標株価を1万1000円から1万2500円に引き上げている。
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