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【通貨】明日の為替相場見通し=119円台前半中心の動きに

 あすの東京外国為替市場のドル円相場は、119円前半を中心とする値動きが続きそうだ。予想レンジは1ドル=118円80~119円80銭。この日は中国7~9月期の国内総生産(GDP)が前年同期比6.9%増と市場予想(6.8%増)を上回ったことが好感され、一時119円60銭台まで値を上げた。ただ、上値では利益確定売りも膨らみ買い一巡後は119円20銭台まで軟化した。中国GDPは堅調だったが、同日発表された中国9月鉱工業生産が市場予想に達しなかったことをネガティブ視する見方もあったほか、日経平均株価が値を下げたことも警戒された。為替市場では119円台後半での上値の重さも意識された。今晩は米国で10月NAHB住宅市場指数などの発表があるが、全体的には目立ったイベントは少なく、NYダウの動向などに左右される展開が続きそうだ。また、カナダの総選挙も実施され、カナダドルの動向も注目される。(岡里英幸)




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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