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【市況】日経平均は5日続伸、米株高受け買い先行も利益確定売りで伸び悩む/相場概況


日経平均は5日続伸。5日の米国市場では、9月雇用統計を受けた年内利上げ観測後退が引き続き材料視されたほか、環太平洋経済連携協定(TPP)が大筋合意に至ったことも好感され、NYダウは304ドル高となった。こうした流れを受けて、日経平均は296円高からスタートすると、寄り付き後には一時18372.72円(前日比367.23円高)まで上昇した。ただ、前日までの4営業日で1000円超上昇していたこともあり、買い一巡後は利益確定売りで伸び悩んだ。大引けにかけて上げ幅を縮め、18100円を下回る場面も見られた。

大引けの日経平均は前日比180.61円高の18186.10円となった。東証1部の売買高は24億3836万株、売買代金は2兆3947億円だった。業種別では、水産・農林業、鉄鋼、倉庫・運輸関連業が上昇率上位だった。一方、下落したのはゴム製品、繊維製品、金属製品など5業種のみだった。

個別では、ソフトバンクグ<9984>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、ファーストリテ<9983>、三井住友<8316>などが堅調。キーエンス<6861>、JT<2914>、KDDI<9433>は3%超、新日鉄住金<5401>やHOYA<7741>は4%の上昇に。また、さが美<8201>、ブイキューブ<3681>、フォーバル<8275>などが東証1部上昇率上位となった。一方、トヨタ自<7203>、7&IHD<3382>、日本電産<6594>、富士重<7270>などが軟調。アルプス<6770>やブリヂス<5108>は2%超の下落に。また、フジ<8278>、4℃ HD<8008>、東海東京<8616>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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