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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:クリエイトS、キユーピー、ふくおかFG、クボタ

■クリエイトS <3148>  7,430円  +730 円 (+10.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 5日、クリエイトS <3148> が決算を発表。16年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益が前年同期比74.4%増の37億円に拡大して着地したことが買い材料。四半期ベースとしては3四半期連続で過去最高益を更新した。改装による既存店活性化に加え、食料品や日用品の販売が伸びたことが寄与。利益率の高い調剤薬局の開設なども大幅増益に貢献した。上期計画の53.5億円に対する進捗率は69.3%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ベルク <9974>  4,325円  +325 円 (+8.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 5日、ベルク <9974> が決算を発表。16年2月期上期(3-8月)の連結経常利益が前年同期比11.2%増の45.6億円に伸び、従来の11.3%減益予想から一転して増益で着地したことが買い材料。「Better Quality & Lower Price」を掲げ、商品の品質強化や価格強化に取り組んだことが奏功し、売上が計画を上回ったことが寄与。

■サカタのタネ <1377>  2,192円  +154 円 (+7.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 サカタのタネ<1377>が急伸。TPP妥結で日本の農業の競争力強化が重要な国策として浮上するなか、種苗の国内トップメーカーとしての実力が改めて評価されている。同社は品質が均一化され、生育が早く収穫量も多い「F1種子」を国際的に展開、ブロッコリーの種子では世界シェア約6割と群を抜く。海外19カ国・26カ所で生産拠点を擁し、中国やインドなど野菜の消費量が拡大傾向にある新興国を中心に海外市場の開拓が注目されている。

■キユーピー <2809>  2,646円  +157 円 (+6.3%)  11:30現在
 5日、キユーピー <2809> が決算を発表。15年11月期第3四半期累計(14年12月-15年8月)の連結経常利益が前年同期比13.8%増の218億円に伸びて着地したことが買い材料。タマゴ商品の値上げ効果や物流システム事業のコスト削減が利益を押し上げた。海外向けや国内のサラダ向け販売が伸びた調味料事業の収益拡大も寄与した。通期計画の267億円に対する進捗率は82.0%に達しており、通期上振れを期待する買いが向かった。

■ツクイ <2398>  1,287円  +63 円 (+5.2%)  11:30現在
 5日に発表した9月介護サービス利用者は前年同月比6.8%増と、今期に入り6ヵ月連続で前年実績を上回った。

■ふくおかFG <8354>  584円  +27 円 (+4.9%)  11:30現在
 SMBC日興証券が5日付でふくおかFG <8354> の投資判断を「2(中立)→1(強気)」に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、直近の株価弱含みも踏まえて、上値余地は拡大すると判断している。また、16年3月期の業績予想について、連結純利益を361億円→437億円(会社計画は370億円)に上方修正した。与信費用の戻入や有価証券関係損益の計画比増加を予想し、増配の基準にも達すると見込んでいる。なお、目標株価は660円→650円に引き下げた。

■クボタ <6326>  1,781円  +75.5 円 (+4.4%)  11:30現在
 クボタ<6326>が大幅続伸。TPP交渉が大筋合意を果たしたことで、日本では低価格の輸入農産品が増加することになり、国内農業は競争力強化が必須の課題となる。大規模農家への耕地集約が進捗する可能性が高まる一方で、ICT化を進めたスマート農業の担い手でもある農機メーカーに商機が一段と高まるとの思惑が浮上している。同社はICT技術を活用したサービス支援システムで先駆、ユーザーである農家の競争力強化に向けた需要を取り込むことが予想される。足もとの業績も好調であり、15年12月期は9カ月の変則決算だが、4~12月期として最終利益1100億円予想は過去最高となる。

■NEXT 原油ブル <2038>  2,600円  +110 円 (+4.4%)  11:30現在
 原油ブル <2038> [東証ETN]が4%超の上昇をみせたほか、国際石油開発帝石<1605>も買い優勢、昭和シェル石油<5002>も続伸するなど資源・石油関連株が物色人気を集めている。ここにきて中国景気減速に対する過度な悲観論が後退、これを背景に原油先物価格も底入れの動きをみせている。北米指標であるWTI原油先物価格は前日に72セント高と続伸、10日ぶりに1バレル=46ドル台を回復しており、原油価格の上昇が収益面にプラスに働く関連銘柄に物色の矛先が向かった。

■しまむら <8227>  14,060円  +570 円 (+4.2%)  11:30現在
 しまむら<8227>が大幅高。15年3~8月期決算は最終利益が前年同期比6%減と低調で発表翌日の9月29日には730円安と大幅な調整を入れたが、その後は急速な戻り足に転じ市場関係者の注目を誘っていた。きょうは東海東京調査センターが5日付で同社のレーティングを「アウトパフォーム」継続、目標株価も1万5500円継続としており、物色人気を後押ししている。同調査センターでは「6~8月期は想定より悪かったものの、過去の膿を出す過程であったとみている。これまでに打ってきた施策の効果が発現し、今期は増益転換するという考えに変わりない」としている。

■HOYA <7741>  4,510円  +180 円 (+4.2%)  11:30現在
 HOYA<7741>が5連騰。同社は5日に、緑内障用医療デバイスのベンチャー企業である米インフォーカス(フロリダ州)に追加出資すると発表。眼科領域の事業拡大などが期待されているようだ。インフォーカスは、開放隅角緑内障治療を目的としたデバイスについて、FDA(米国食品医薬品局)の最終臨床試験を計画している。

■古河電気工業 <5801>  199円  +7 円 (+3.7%)  11:30現在
 古河電気工業<5801>が続伸。同社は5日、次世代自動車向けなどの通電部材の材料として、高強度高耐熱Cu-Cr-Mg銅合金条「EFTEC―550」の開発に成功し、量産を開始したと発表。今回開発した高性能銅合金条は、従来の合金では達成し得なかった高導電かつ良好な耐熱性(耐応力緩和性)を有している。ハイブリッド(PHV)や電気自動車(EV)などの次世代自動車の技術革新やコンピューター・ネットワークの発展に伴い、通電部材である端子・コネクタ・リレーなどにも電力損失や自己発熱の軽減、さらには高温環境下でも良好な電気的な接続信頼性を維持することが求められている。これらの材料として高性能銅合金条のニーズが高まりそうだ。

■ソディック <6143>  816円  +28 円 (+3.6%)  11:30現在
 ソディック<6143>が5日続伸。この日、容器トレーを自動供給する麺製品向けトレーフィーダー「TCF-2400」を13日に発売すると発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。新製品は、コンビニエンスストアやスーパーなどで販売されている調理麺や弁当、惣菜などの製造ラインで自動化を図る製品。多くの食品工場の製造ラインでは、容器トレーは人の手で仕分けし、搬送コンベアに配置。特に調理麺では、茹で麺装置から供給された麺を容器トレーに受け、さらにトッピング行程へ供給するといった複数の行程があり、多くの手間が掛かっていたが、新製品はこれらの作業を自動化し、省人化を実現。同社の「麺ほぐし機」「スープ充填機」などと連結して利用することで、容器トレーへの麺投入を自動化し、品目の多いお弁当にもフレキシブルに対応できることから、ニーズは強いとみられている。

●ストップ高銘柄
 ファーマフーズ <2929>  624円  +100 円 (+19.1%) ストップ高   11:30現在
 santec <6777>  504円  +79 円 (+18.6%)  11:30現在
 GMOペパボ <3633>  4,690円  +700 円 (+17.5%) ストップ高   11:30現在
 サイジニア <6031>  5,100円  +700 円 (+15.9%) ストップ高   11:30現在
 AMBITION <3300>  1,142円  +150 円 (+15.1%) ストップ高   11:30現在
 以上、5銘柄

●ストップ安銘柄
 第一中央汽船 <9132>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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