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【通貨】NY為替:ドル・円は120円13銭、株安で円買いも、米利上げ観測がドル下支え


22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、119円70銭まで下落後、120円18銭まで上昇し120円13銭で引けた。米9月リッチモンド連銀製造業指数が予想外のマイナスに落ち込み一時ドル売りが優勢となった。また、アジア開発銀行が中国の成長見通しを引き下げたこと、一部金融機関のレポートを受けて商品相場に一段の先安感が広がったほか、世界経済・新興諸国への懸念が強まり、リスク回避の円買いに拍車がかかった。その後、根強い米国の年内の利上げ観測を受けたドル買いに下値が支えられた。


ユーロ・ドルは、1.1170ドルから1.1113ドルまで下落し1.1132ドルで引けた。プラート欧州中央銀行(ECB)専務理事が、責務である物価に関するリスクが上昇した場合に力強く対応すると述べたことや、ドラギECB総裁の議会証言を控えて欧州中央銀行(ECB)による追加量的緩和(QE)観測が強まり、ユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は、133円90銭から133円33銭まで下落した。


ポンド・ドルは、1.5449ドルから1.5341ドルまで下落。ドル・スイスは、0.9712フランまで下落後、0.9754フランまで上昇した。

《KK》

 提供:フィスコ

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