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【材料】イワキが急動意、PBR0.4倍でジェネリック関連の穴株に

 イワキ<8095>が商いを大きく膨らませて急動意、一時234円と10%を超える上昇をみせた。「寄り付き早々に大口の買い注文が入り、それに追随して短期の値幅取り狙いの個人資金が株価を押し上げた」(国内ネット証券)という。同社は医薬品商社で自社系列品の割合が高く、特に政府が普及を積極推進しているジェネリック医薬品で強みを持つ。足もとは円安に伴う輸入原料価格上昇が利益の足かせとなっているものの、稼ぎ頭の皮膚科薬でジェネリック対応を進め、16年11月期は営業2ケタ増益トレンドに復帰するとの見方も強い。「朝方に仕掛け的な買いが入ったが、その後は買いが途切れており、高値圏をキープしているのは売り圧力の乏しさを映している」(同)と指摘する。同社株のポイントは株価指標面でPBR0.4倍台と解散価値の半値以下に放置されていることで、8月下旬からの全般相場波乱でバリュー株の底堅さが目立ったこともあって、投機資金の新たな物色対象として存在感が高まる可能性が出てきた。

イワキの株価は13時33分現在230円(△18円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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