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【通貨】外為サマリー:1ドル120円前半では売り先行、上値重く水準切り下げる

 27日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=119円92銭前後と前日午後5時時点に比べ66銭のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=136円13銭前後と同1円19銭のユーロ安・円高で推移している。
 ドル円相場は午後1時ごろでは120円10銭前後で推移していたが、その後、売り優勢で徐々に上値を押さえられる展開。午後2時過ぎに120円台を割り込んだ。前日のニューヨーク市場でダドリーNY連銀総裁が、「9月利上げの見通しは低下した」と発言したことを受け、日米金利差縮小観測からのドル売り・円買いが強まった。また、黒田日銀総裁はニューヨークで講演し「脱デフレの動きは止まっていない」と述べた。
 きょうから米ジャクソンホールで金融・経済シンポジウムが開催されるが、29日に予定されているフィッシャー副議長の講演が注目を集めている。また、今晩は米4~6月期国内総生産(GDP)改定値が発表される。市場には3.2%前後に上方修正されるとの見方がある。
 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1352ドル前後と前日に比べ 0.0161ドルのユーロ安・ドル高で推移している。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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