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【市況】27日の株式相場見通し=NYダウの大幅反発受け続伸も荒い値動きは継続か

 27日の東京株式市場は、きのう日経平均株価が7日ぶりに大幅反発したことに加え、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が7日ぶりに大幅反発に転じたことで、相場に落ち着きが出はじめたとの受け止めから自律反発の流れが継続しそうだ。
 ただ、株価指数先物を駆使した短期スタンスの投資家による仕掛け的な売買も想定されるため、変動幅の大きな展開が続く可能性もある。
 26日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比619.07ドル高の1万6285.51ドルと7日ぶりに急反発した。上昇幅は2008年10月28日の889ドル高以来6年10カ月ぶりの上げ幅となった。朝方に発表された7月耐久財受注額が季節調整済みで前月比2.0%増となり、市場予想平均の同0.1%増を上回ったことに加え、NY連銀のダドリー総裁が講演後の会見で、9月での利上げについて「数週間前よりも正当性が低下した」と発言したことも買い支援材料となった。ナスダック総合指数は、同191.048ポイント高の4697.536と7日ぶりに大幅反発した。
 27日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=120円10銭台と、前日に比べて円安・ドル高が進行している。
 日程面では、7月の鉄鋼輸出実績、7月のセメント国内販売量に注目。海外では、米4~6月期のGDP改定値、米ジャクソンホールで金融・経済シンポジウム開催(~29日)が焦点となる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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