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【市況】豪ドル週間見通し:2月の失業率は予想に反して低下、4月利下げの思惑は後退


■やや弱含み、米国との金利差縮小の思惑は後退せず



先週の豪ドル・円はやや弱含み。12日発表の2
月失業率は予想に反して低下したことで豪ドル買いが強まる場面があった。しかしながら、米国と豪州の金利差縮小の思惑は後退せず、米ドル買い・豪ドル売りは継続。この影響で豪ドルの対円レートは上げ渋った。週末前に米国株が下落したことも豪ドル相場の反発を抑える一因となった。取引レンジは91円81銭-93円60銭。



■やや下げ渋りか、急落のリスクは低下



今週の豪ドル・円はやや下げ渋りか。2月失業率は予想に反して低下していたことから、4月利下げの思惑は後退した。目先的には、リスク回避的な豪ドル売りが縮小する可能性があるが、通貨高をけん制する豪準備銀行の姿勢は変わっていない。豪ドル急落のリスクは低下したが、投機的な豪ドル買いが広がる状況ではないとみられる。



○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント

・17日:豪準備銀行理事会議事録(3月開催分)



予想レンジ:91円00銭-95円00銭

《TM》

 提供:フィスコ

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