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【材料】エムティジェネックス---森トラストグループの安定基盤を背景に新事業・M&Aで規模拡大を目指す


エムティジェネックス<9820>は森トラストグループの傘下で、オフィスビル・住宅の内装工事を請負う「リニューアル事業」や「住宅・ビル管理事業」「駐車場運営管理事業」などを主力事業として展開している。その他に、自動販売機設置事業や保険代理事業なども手がけている。

足元の業績では、2015年3月期第2四半期(14年4-9月)連結決算が売上高で前年同期比1.3%増の9.90億円、営業利益で同13.2%増の1.46億円、経常利益で同12.0%増の1.54億円、四半期純利益で同8.5%増の0.94億円と堅調に推移した。リニューアル事業では、大型のオフィスビルの原状回復工事が寄与し、売上高で前年同期比12.0%増の3.35億円となった。駐車場運営管理事業においても、稼働状況に応じた時間貸料金の設定や月極契約の獲得、回数券の販売による稼動の安定化を図った結果、売上高で同3.5%増の3.75億円となった。

15年3月通期については、売上高で前期比5.4%減の20.00億円、営業利益で同14.1%減の2.60億円、経常利益で同13.8%減の2.75億円、当期純利益で同11.0%減の1.65億円とし、期初計画どおりを見込んでいる。

中長期的に事業規模の拡大を図るため、新たな事業領域への進出やM&Aに対して積極的な姿勢を崩しておらず、グループ外の新規顧客の開拓も推進しており、今後に注目したい。

《AK》

 提供:フィスコ

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