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【市況】【↓】日経平均 大引け|円安一服、短期過熱感も台頭し、4日ぶり大幅反落(11月26日)


日経平均株価
始値  15501.95
高値  15577.97(14:28)
安値  15460.97(09:28)
大引け 15515.24(前日比 -103.89 、 -0.67% )
変動幅 117.00

売買高  24億8596万株(東証1部概算)
売買代金 2兆2788億円 (東証1部概算)

■本日のポイント

 1.日経平均は103円安と大幅反落
 2.11月8日-25日の上げ幅が1532円に達し、短期過熱感が台頭
 3.円安一服で利益確定売りが優勢に
 4.ただし、下値には押し目買いもみられ相場を下支える
 5.東証33業種のうち上昇は6業種にとどまる


■東京市場概況

 前日の米国市場では、イラン核合意を受けて地政学リスクが後退し、ダウは7ドル高と3日連続で最高値を更新した。

 東京市場では、日経平均は103円安と大幅に反落した。

 11月8日から前日までの上げ幅が1532円に達し、上昇ピッチの速さから短期過熱感が台頭。円相場が1ドル=101円台半ばと円安一服になったことも警戒感を誘い、利益確定売りが優勢となった。

 また、前日の米国市場でダウが最高値を更新したとはいえ、上値の重さが目立ったこともリスクオンの買いの勢いを削いだ。

 日経平均は一時は158円安まで売られたものの、売り一巡後は、相場の先高感を背景とする押し目買いに支えられて、下げ幅を41円安まで縮める場面もあった。

 東証33業種のうち上昇は6業種にとどまった。上昇率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)ゴム製品、(3)倉庫運輸関連、(4)銀行業、(5)化学。一方、下落率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)その他製品、(3)空運業、(4)海運業、(5)食料品。

 個別材料では、今期経常を一転して3.1倍増益に上方修正したウライ <2658> [JQ]、国立感染症研究所からワクチン候補抗原製造を受託したUMN <4585> [東証M]、がん治療薬への参入が報じられた富士フイルム <4901> 、自動細胞培養システム向けソフトを開発したローツェ <6323> [JQ]、大和証が「買い」に2段階格上げしたジェイテクト <6473> 、インドネシアで車用鉛蓄電池の合弁を設立する古河池 <6937> 、Cスイス証が「強気」に格上げしたエクセディ <7278> 、自社株買いの発表が好感された中京医薬 <4558> [JQ]とクレスコ <4674> などが上昇。

 一方、公募増資などの発表で希薄化や需給悪化が懸念され日ケミコン <6997> やレオパレス <8848> 、海外でのCB発行を発表した高島屋 <8233> などが安い。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)パソナG <2168> 、(2)ネオス <3627> 、(3)シナネン <8132> 、(4)クレスコ <4674> 、(5)扶桑薬 <4538> 、(6)日本トリム <6788> 、(7)CVSベイ <2687> 、(8)ホウスイ <1352> 、(9)ナイガイ <8013> 、(10)イハラケミ <4989> 。

 値下がり率上位10傑は(1)レオパレス <8848> 、(2)小野薬 <4528> 、(3)キムラタン <8107> 、(4)アクリティブ <8423> 、(5)モノタロウ <3064> 、(6)日ケミコン <6997> 、(7)中越パ <3877> 、(8)スクエニHD <9684> 、(9)NTTデータ <9613> 、(10)京急 <9006> 。

【大引け】

 日経平均は前日比103.89円(0.67%)安の1万5515.24円。TOPIXは前日比6.59(0.52%)安の1253.02。出来高は概算で24億8596万株。値上がり銘柄数は670、値下がり銘柄数は976となった。日経ジャスダック平均は1971.15円(7.89円高)。

[2013年11月26日]
(「株探」編集部)

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