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【材料】マクドナルドが決算受け軟調 既存店売上高が全地域で予想下回る=米国株個別

(NY時間10:29)(日本時間23:29)
マクドナルド<MCD> 273.19(-0.37 -0.13%)

 マクドナルド<MCD>が軟調。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高が全地域で予想下回った。売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を下回っている。米成長鈍化やイスラエルとハマスの戦争が影響した。

 同社は米国での第2四半期の既存店売上高について、いま見る限りでは、概ね横ばいを見込んでいるとしている。米国の4月の既存店売上高は来客数の減少で横ばいだったが、あらゆる所得層で買い控えが見られ、特に低所得者層に顕著に見られると述べている。

 アナリストは、第2四半期の全体の既存店売上高は米国、欧州、中東における消費低迷によりコンセンサスの2.6%を大きく下回る可能性があると指摘。海外の既存店売上高は、中東での落ち込みにより第2四半期に減少する可能性があり、フランスでの軟調な業績も打撃を与える可能性が高いという。また、値上げは技術とデジタルへの投資で相殺される可能性があるとも付け加えた。

(1-3月・第1四半期)
・既存店売上高:1.9%(予想:2.3%)
  米国:2.5%(予想:2.6%)
  海外直店舗:2.7%(予想:3.2%)
  海外ライセンス:-0.2%(予想:1.2%)
・1株利益(調整後):2.70ドル(予想:2.72ドル)
・売上高:61.7億ドル(予想:61.5億ドル)
・営業利益(調整後):27.4億ドル(予想:28.0億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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