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【材料】スーパーナスが下落 FDAがパーキンソン病治療用輸液装置を承認せず=米国株個別

(NY時間15:02)(日本時間04:02)
スパーナス・ファーマ<SUPN> 31.47(-2.08 -6.20%)

 バイオ医薬品のスーパーナス・ファーマシューティカルズ<SUPN>が下落。FDAが同社のパーキンソン病治療用輸液装置「SPN-830」を承認しなかったことが嫌気されている。

 同社は声明で、SPN-830の新薬承認申請に対するFDAの審査完了報告書は、申請に対する審査サイクルは完了したが、現在の申請では承認の準備が整っていないことを示していると述べた。SPN-830はパーキンソン病における運動機能変動の持続的治療を目的としたアポモルヒネ注入装置。

 アナリストは「期待値はかなり低かったが、承認が得られれば来年にかけての中枢神経系パイプラインのいくつかのデータセットに先立ち、勢いをつけることができると期待していた」と述べている。「FDAの却下は同パイプラインにとって技術的な後退になるだろう」とも付け加えた。

【企業概要】
 中枢神経系疾患の治療薬の研究・開発・製品化に取り組むバイオ医薬品会社。てんかん、注意欠陥多動症障害、およびパーキンソン病による運動機能低下などの治療や、片頭痛の予防に有効な製品を販売するほか、治療抵抗性うつ病やその他の治療薬候補を開発する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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