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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:JCRファ、いすゞ、ユーグレナ、東急建設

JCRファ <日足> 「株探」多機能チャートより
■JCRファーマ <4552>  3,055円  +104 円 (+3.5%)  11:30現在
 JCRファーマ<4552>に継続的な買いが観測され騰勢を加速、連日の年初来高値更新で昨年11月18日ザラ場以来の3000円大台乗せを果たした。ヒト成長ホルモン製剤を手掛けるほか、バイオシミラー(後続品)への展開に経営の軸足を置いている。国内初となる他家由来の再生医療品を発売していることでマーケットの注目を浴び、業績も13年3月期以降、増収増益を続けるバイオ関連の優等生銘柄。また、困難とされる脳内への薬物搬送に同社の血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」が業界の注目を集め、バイオ関連株人気のなかでも新たな存在感を見せ始めた。

■いすゞ自動車 <7202>  1,252円  +42 円 (+3.5%)  11:30現在
 いすゞ自動車<7202>がしっかり。JPモルガン証券では、タイを中心にASEANの需要懸念は概ね後退したと指摘。同社の高い商品力によるシェア拡大の可能性から、17年3月期もLCVでの強い収益成長が期待できるとの見方で、固定費負担が重い先行投資局面が終わり持続的成長局面へ移行すると解説。レーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエート」に、目標株価を1350円から1560円に引き上げている。

■フタバ産業 <7241>  512円  +14 円 (+2.8%)  11:30現在
 23日、フタバ産業 <7241> がトヨタ <7203> を引受先とする約1953万株の第三者割当増資を実施すると発表したことが買い材料視された。発行価格は512円で調達資金約98億円は愛知県内とカナダの工場などの設備資金に充てる。また、今回の増資でトヨタの出資比率は12.3%→31.4%となり同社はトヨタの持ち分法適用会社になる。発表を受けて、トヨタとの関係強化を好感した買いが向かった。

■ユーグレナ <2931>  1,581円  +36 円 (+2.3%)  11:30現在
 ユーグレナ<2931>が大幅反発。午前9時ごろ、油を多く産生するユーグレナ変異体を選抜する品種改良法の開発に成功したと発表しており、これを好感した買いが入っている。同社や東京大学、理化学研究所、科学技術振興機構、内閣府政策統括官(科学技術・イノベーション担当)などからなる研究グループが開発したもので、個々のユーグレナの油脂含有量を観測する方法を確立したうえで、油脂含有量の多いユーグレナ変異体を選抜取得することに成功したという。これにより、ユーグレナの産生する油脂を利用したバイオ燃料研究への展開が期待されており、今後の研究加速が期待されている。

■東急建設 <1720>  962円  +14 円 (+1.5%)  11:30現在
 東急建設<1720>が全般悪地合いに逆行して上昇。12日以降は陽線の連打で戻り足を加速させ年初来高値更新が目前、上値指向の強さを物語っている。首都圏再開発の動きを追い風に東京・渋谷の再開発事業などをはじめ、関連工事受注を好調に伸ばし前16年3月期は営業利益段階で3倍化した。今3月期はその反動が出るかたちで減益を見込むが、市場では保守的と見る向きも多い。直近では、福井コンピュータホールディングス<9790>と現場に資機材を搬入する車両やクレーンによる揚重作業のスケジュールを一元管理するシステムを共同開発しており、これも手掛かり材料となっている。

■ナブテスコ <6268>  2,761円  +37 円 (+1.4%)  11:30現在
 ナブテスコ<6268>が7連騰と異彩の上げ足で年初来高値更新街道を走っている。東海東京調査センターが23日付で同社のレーティングを「アウトパフォーム」に引き上げるとともに、目標株価を2250円から3080円に大幅修正しており、これを材料視する買いを呼び込んでいる。同調査センターでは「16年1~3月期業績は会社想定を上回ったものと推測される。産業用機器事業の採算改善が目立った。従来からの事業拡大だけでなく、売価引き上げが奏功してきたと考えられる」と評価。また、同調査センターによる16年12月期業績予想は会社計画を下回っているものの、これについては「円高影響が大きいためであり、本業は会社計画よりも好調に推移していると想定している」とみている。

■ディップ <2379>  2,842円  +28 円 (+1.0%)  11:30現在
 ディップ<2379>が小幅ながら4日続伸。求人情報サイトを手掛け、特にAKB48を採用した広告戦略が奏功したアルバイト募集の「バイトル」は、応募者数の増加を背景とした企業の広告出稿数の拡大が業績に寄与している。23日にリクルートジョブスがまとめた三大都市圏の4月のアルバイト募集平均時給は前年同月比1.7%上昇と34カ月連続で前年同月を上回っており、同社の収益環境に追い風が続く。

■ヨネックス <7906>  4,475円  +40 円 (+0.9%)  11:30現在
 ヨネックス<7906>が反発。同社は23日の取引終了後、インドに子会社を設立することを発表、これを好感する動き。中国に次ぐ世界第2位の人口を有するインドは、バドミントンが非常に盛んで、中間所得者層の増加を背景に、今後中長期的なバドミントン用品の需要拡大が見込まれている。新たに設立する子会社を通じてインド国内向けにボリュームゾーンである普及モデルのバドミントンラケットを製造し、インドにおけるヨネックスブランドの浸透を図る。

■東亞合成 <4045>  1,026円  +7 円 (+0.7%)  11:30現在
 東亞合成<4045>が反発。同社は23日の取引終了後、近年のアジア地域における需要の増大に対応するため、アクリル系ポリマーの製造・販売を行う子会社をタイに設立することを発表した。将来は、この子会社をアクリル系川下製品から接着剤などにまで拡大することで「高機能、高付加価値製品のアジア拠点」として成長、発展させることを目指す。第1期は今年11月に工場の建設に着工し、2018年1月に操業開始を予定、投資額は30億円(第1期予定)。

■エレコム <6750>  2,028円  +13 円 (+0.7%)  11:30現在
 エレコム<6750>が小反発。いちよし経済研究所では、スマートフォン関連は底堅く推移しているものの、17年3月期は伸びが鈍化すると想定。それでも、周辺機器でのシェア拡大を狙う一方、ヘルスケア関連製品も拡充中とみて、エンベデッド関連は今後の同社の成長軸の一つとして期待できると解説。株価上昇によりレーティングを「A」から「B」に引き下げ、フェアバリュー2000円は継続している。

■ライトオン <7445>  1,340円  -29 円 (-2.1%)  11:30現在
 ライトオン<7445>が3日続落。23日の取引終了後に発表した5月度(4月21日~5月20日)月次売上高で、既存店売上高は前年同月比1.7%増と16カ月連続で前年実績を上回ったが、市場の反応は限定的のようだ。全国的に気温が高かったことからメンズ、ウィメンズともにプリントTシャツなどの夏物商品が堅調に推移した。また、メンズでは半袖や五分・七分袖の羽織物、ウィメンズではレース使いのプルオーバーなどが売り上げを伸ばした。なお、全社売上高は同1.4%増だった。

●ストップ高銘柄
 リックス <7525>  1,364円  +300 円 (+28.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 夢の街創造委員会 <2484>  2,218円  +400 円 (+22.0%) ストップ高   11:30現在
 ハビックス <3895>  971円  +150 円 (+18.3%) ストップ高   11:30現在
 オンコリス <4588>  1,045円  +150 円 (+16.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 アイスタディ <2345>  1,083円  +150 円 (+16.1%) ストップ高   11:30現在
 以上、5銘柄

●ストップ安銘柄
 MAGHD <8073>  68円  -30 円 (-30.6%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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