中国電力が続伸、国内大手証券では電力の小売自由化による影響の小ささと配当見通しを評価

　中国電力<9504>が続伸。買い気配で始まり、一時、上げ幅を縮小する場面があったものの、再度上値を追う展開。現在は本日の高値圏で推移している。

　三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、２０１６年４月に電力の小売全面自由化が予定されている事を受け、人口密度の高い三大都市圏に新規参入が多くなる可能性がある中、同社の電力販売地域への影響は相対的に小さいと指摘。既存原発を保有する電力会社の中では、配当金見通しが高水準である点が相対的にポジティブとみて、島根原発２号機の再稼働がカタリストと解説。

　目標株価は１９００円から１７５０円に若干引き下げられたものの、レーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエイト」に引き上げている。
《ＭＫ》

株探ニュース