日本郵船<
9101>、商船三井<
9104>など大手海運株にリターンリバーサルの買いが流入している。昨年夏場以降、中国景気の減速懸念を背景に鉄鋼や海運など市況関連セクターは物色対象として回避される傾向があり、その分出遅れ感が強い。
そのなか、海運株は鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数が底入れから浮上の兆しをみせていることから、押し目形成場面では買い向かう動きが表面化している。同指数は前日時点で3ポイント高の398と続伸、1月12日以来となる400台回復が目前となっている。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)