貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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8593 三菱HCキャピタル

東証P
1,028.0円
前日比
-0.5
-0.05%
PTS
1,025.7円
23:37 05/02
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.3 0.89 3.60 44.58
時価総額 15,080億円
決算発表予定日

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三菱HCキャ Research Memo(8):強固な顧客基盤・事業基盤、資金調達力、人材基盤などが特徴・強み


■事業概要

3. 特徴・強み、リスク要因・収益特性、課題・対策
三菱HCキャピタル<8593>の特徴・強みとしては、三菱グループ及び日立グループという我が国屈指の企業グループを中心とする強固な顧客基盤、優良アセットを蓄積してきた事業基盤がある。さらに、徹底したリスク管理により、収益の安定成長を可能とする分散された事業ポートフォリオや業界トップ水準の外部信用格付に基づく資金調達力、有形・無形の多様な資産を扱うリース取引や金融サービスに関する豊富な知識・ノウハウを持つ人材基盤などがある。

リース業界における一般的なリスク要因としては、世界経済の低迷や「ヒト・モノ・カネ」の流れの停滞に伴う企業の設備投資抑制、取引先の業績悪化・経営破綻による貸倒関連費用の発生、保有するアセットの価値下落、信用格付引き下げによる資金調達への影響などがある。こうした信用リスク、アセットリスク、投資リスク、市場リスク、流動性リスク、オペレーショナルリスクなどに対して、同社は「統合リスク管理」の枠組みで総合的に管理する取り組みを強化、リスク顕在化の未然防止と発生時の影響の極小化に努めている。具体的には、経営全般に係るリスクを総合的かつ体系的に管理するリスク管理委員会を年に4回、または必要に応じて開催し、リスク状況の報告・対応方針の審議等を行っているほか、個別リスクの課題と対策はALM(資産・負債の総合管理)委員会・コンプライアンス委員会・J-SOX(内部統制報告制度)に関わる情報開示委員会などで議論を行っている。

なお、同社の収益も、一部セグメントにおける資産の売却益や減損、貸倒関連費用などの計上によって変動する可能性はあるが、強固な顧客・事業基盤、高い信用格付を強みに、リース・ローン取引を中心に、カスタマーソリューションと海外地域が安定的な収益柱となり、全体としてのリスク極小化が図られていると弊社では評価している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《SO》

 提供:フィスコ

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