みずほ証券の商社セクターの決算プレビューでは、16年3月期第2四半期純利益は弱含み傾向と指摘。一過性損益を除く実態収益力では、三菱商事<
8058>が会社通期純利益計画対比で下振れが大きいとみるも、上期決算発表時点で純利益計画の修正はないとみて、その他の商社も通期純利益計画を修正しないと想定。商社の株価パフォーマンスは、シクリカルな側面に加え資本配分の最適化が図られ、それが持続する場合に、株式リスクプレミアムの正常化が構造的恩恵になるとみて、商社の現行中計の資本配分の方針から、三井物産<
8031>と伊藤忠商事<
8001>が資本配分の最適化に向けた方針を提示しているため評価されると解説。
個別では、伊藤忠、丸紅<
8002>、三井物産、住友商事<
8053>、三菱商事の投資判断「買い」を継続している。
《MK》
株探ニュース