パイロットが続急騰、今期経常を一転増益・最高益に上方修正、配当も増額

　7日、パイロット <7846> が決算を発表。15年6月上期の連結経常利益が前年同期比37.2％増の103億円に拡大して着地したことが買い材料。

　国内外で主力の筆記具「フリクション」など利益率の高い自社製品の販売が好調だったことが寄与。円安による収益押し上げ効果や生産部門におけるコスト削減も増益に貢献した。

　業績好調に伴い、通期の同利益を140億円→160億円(前期は147億円)に14.3％上方修正。従来の5.3％減益予想から一転して8.3％増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　併せて、今期の年間配当を従来計画の27.5円→31円(前期は1→2の株式分割前で30円)に増額修正したことも好感された。株価は上場来高値を更新した。

株探ニュース