まぐろどん:アナリストが教えるレーティング情報を使った短期上昇株発掘法【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家まぐろどん氏(ブログ「証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2018年6月16日11時 に執筆
株式市場では国内外の証券各社から毎日、多数のレーティング情報がリリースされています。具体的にはアナリストがファンダメンタル分析を基づいて個別株の企業価値を算出し、現在の株価に対する「割安・割高」から「買い・売り」などのレーティングを付与しています。
リリース直後は一時的に値動きが大きくなるため、こうしたレーティング情報を材料に売買する個人投資家も少なくありません。銘柄によっては、寄り付きが天井になってしまうこともありますが、いくつかの条件が合えば人気が継続するものもあります。
そこでレーティング情報を15年間、研究し続けた証券アナリストの「まぐろどん」が、リリース直後の値動きが一巡したレーティング情報から1~2週間程度の短期間で注目される銘柄を紹介します。
■日揮<1963>
JPモルガン証券が6月15日に投資判断を新規に「Overweight(強気)」、目標株価を2800円としたことが伝わっている。
株価はレーティング公開後に上昇も、戻り売りを吸収することができずに失速。5月からの調整基調が継続するなかでリバウンドのきっかけには力不足だった模様。こうしたパターンでは、ある地点まで株価が下がらないと気が済まないといったケースも多い。今回でいうと2165円辺りの200日移動平均線の可能性が高く、一旦は自律反発が見込める局面だと考えられる。
■レノバ<9519>
SMBC日興証券が6月11日に投資判断を新規に「1」、目標株価を1740円としたことが伝わっている。
レーティング公開後に株価は窓を空けて大きく上方に伸びる力強い動き。買い一巡後は伸び悩んでいるが、目標株価との乖離率も23%程度あることから、日柄を置いて再動意するパターンだと考えている。まずは1400円処を維持し、1500円台に乗せることができるかが注目点となる。
■島津製作所<7701>
UBS証券が6月14日に投資判断を新規に「Buy(買い)」、目標株価を3700円としたことが伝わっている。
レーティング公開によるインパクトは限定的だったものの、株価は下ヒゲを残しながらじりじりと上昇していく地味ながら強気のパターン。この場合、5月につけた年初来高値の3195円を奪回し、一段高となることも多い。目標株価との乖離率も18%程度であり、依然として買い妙味がありそうだ。
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執筆者名:まぐろどん
ブログ名:証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」
《HT》
提供:フィスコ