アイナボHD Research Memo(4):16/9期は増収増益見通し、収益性改善から利益目標の達成は可能
■業績動向
(2) 2016年9月期通期予想
アイナボホールディングス<7539>は2016年9月期通期の業績を売上高で61,500百万円(前期比9.2%増)、営業利益で1,620百万円(同1.5%増)、経常利益で1,800百万円(同0.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益で1,150百万円(同2.6%増)と予想している。これは期初の予想と変わっていないが、記述のように期初には予算化していなかった過去の不良工事にかかる引当金83百万円を計上した上での据え置きであることから、実質的には若干の上方修正と言える。
セグメント別売上高は、戸建住宅事業が53,728百万円(前期比7.4%増)、大型物件事業7,772百万円(同23.5%増)を予想している。戸建住宅事業の予想は十分達成可能と思われるが、大型物件事業については上半期の状況から判断すると必ずしも容易な予想ではないだろう。但し収益性は改善しているようなので利益目標の達成は可能と思われる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
《HN》
提供:フィスコ