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7041 CRGホールディングス

東証G
-円
前日比
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業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
48.7 0.93
時価総額 29.2億円
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決算発表予定日

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CRGHD Research Memo(8):人と企業のニーズの最適なマッチングによって企業業績や競争力の向上に寄与


■今後の見通し

2. 中期成長戦略
CRGホールディングス<7041>は、「人のチカラとIT」の融合を事業方針として掲げている。社会に向けて人材を提供するだけではなく、「労働市場での需給調整機能とその高度化」という、より踏み込んだ役割を果たしていきたいという考えである。企業にとって人材採用の重要性はますます高まっており、そのニーズも加速度的に高度化・複雑化している。一方で、働き手のライフスタイルや価値観も多様化しており、それぞれの就業ニーズに応じた仕事を提供することは、決して容易ではない。そのため、同社は、人材マッチングと就業管理という中核機能を通じて、複雑化する人と企業それぞれのニーズを結び付けていく考えである。最適なマッチングによって、企業の業績や競争力の向上に寄与するとともに、働く一人ひとりが将来に希望を持てる社会を実現することで、日本の労働市場を一層豊かにすることに取り組むようだ。

基本方針は、「派遣領域の拡充」「派遣領域の請負化」「サービスの拡充」の3つである。この基本方針の下、中長期的な人手不足を見据え、事業ポートフォリオの見直しを実行し、高い利益率の実現を目指す。具体的には、人材派遣紹介事業と製造請負事業をベースに、同社の強みである「ユニット型派遣」、BPO、障がい者サポート、IT・HRTechといった事業を積み上げていくイメージである。

先述のとおり、2023年9月期においても各種施策が順調に進捗した。「派遣領域の拡充」に関しては、機械製造業界や食品製造業界へと派遣先業界を拡大したほか、Melliaとの資本業務提携により、同社のカスタマーサポートや店舗運営に人材を派遣している。「サービスの拡充」に関しては、2022年12月に完全子会社化したオシエテがIRに特化したサービスOCiETe IR及び海外進出企業支援サービスを開始したほか、障がい者支援サービスにおいても新規に自立訓練事業を開始している。今後もM&Aなどの手段を活用した新規事業の立ち上げを継続していく方針であり、これにより中長期的に同社の収益性が向上していくものと弊社は見ている。また、「派遣領域の請負化」に関しても、派遣から入って当該事業を請け負うという流れを確実に推進した。2024年10月からは本格的に製造業に進出する予定であり、派遣領域の請負化がさらに加速することに伴い、売上の拡大・収益性の向上が期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)

《SI》

 提供:フィスコ

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