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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6963 ローム

東証P
2,043.5円
前日比
+29.5
+1.46%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
56.3 0.82 2.45 62.06
時価総額 8,419億円
比較される銘柄
村田製, 
パナHD, 
京セラ

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<注目銘柄>=ローム、次世代パワー半導体で再評価へ

 ローム<6963>は底入れ反騰の初動にあり、1万1000円台で推移する時価近辺は拾い場といえそうだ。同社は半導体デバイスの製造を手掛けるが、特に世界的な脱炭素シフトを背景に、電気自動車(EV)向けで高水準の需要がある次世代パワー半導体分野での活躍が期待されている。同社が強みとするのはSiC(シリコンカーバイド)製パワー半導体で、受注は増勢の一途にある。量産体制確立に向けた設備投資増強にも積極的である。

 24年3月期業績は、新工場稼働に伴う償却負担が重荷となり営業利益が前期比19%減の750億円と4期ぶりの減益を予想しているが、トップラインは拡大基調を継続する見通しだ。来期以降は好採算のSiC製パワー半導体が収益を牽引する形で、大幅増益トレンド復帰が見込まれる。株価は滞留出来高の多い1万2000円台前半での売り物をこなし、7月下旬のもみ合い水準である1万3000円台への戻りが視野に入りそうだ。(桂)

出所:MINKABU PRESS

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