貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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6857 アドバンテスト

東証P
5,106円
前日比
-44
-0.85%
PTS
5,117.5円
21:42 05/09
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
56.3 8.74 10.67
時価総額 39,119億円
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明日の株式相場に向けて=半導体“一極集中相場”の行方は

 30日の株式市場は欧州勢ともみられる買いが入り、日経平均株価は前日比94円高となり連日のバブル崩壊後高値を更新した。

 29日は米国がメモリアルデーで休場だったこともあり、前場は方向感に欠ける値動きだった。しかし、欧州市場が始まる後場に入ると上昇基調を強めた。そんななか一点集中的に買い上げられているのは、日経平均株価への寄与度の高い 半導体関連株だ。このなか、見る視線によって足もとの相場は全く違った様相を示す状況となっている。

 エヌビディア<NVDA>の決算が発表されたのは24日であり、その波紋が東京市場に及んだ25日から今日までの日経平均株価は4連騰で1.3%上昇した。一方、TOPIXは1勝3敗で0.6%の上昇にとどまる。

 それまでも、外国人の大型株買いで中小型株は物色の蚊帳の外に置かれていたが、いまは大型株のなかでも半導体関連株が集中物色され、他セクターは日経平均株価の上昇率に追いつかない状況が生まれている。

 とはいえ、日経平均株価は4月以降急激な上昇を演じ、33年ぶりの水準に駆け上がっている。調整はいつあってもおかしくないが、半導体株相場の牽引役となっているアドバンテスト<6857>には2万円説が浮上している。更に、同社株の信用倍率は0.5倍台で踏み上げ相場の色彩も濃くなっているだけに、どこで上昇が止まるか見極めにくい状況だ。

 相場を取り巻く環境は、半導体などAI関連を除けば米国の利上げ継続懸念で、今年春までの状況が再現されつつある。半導体株を中心とする上昇で日経平均株価は強調展開が続くが、他セクターに物色の裾野が広がらない展開も想定しておくべきなのかもしれない。

 スケジュール的には、今晩は米5月消費者信頼感指数が発表される。ヒューレット・パッカード・エンタープライズ<HPE>の決算が発表される。明日は国内で4月鉱工業生産が発表され、中国5月製造業PMIなどが公表される。

出所:MINKABU PRESS

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