ＴＤＫの第３四半期累計は４３％営業増益、進捗率は７９．９％

　ＴＤＫ<6762>は２９日引け後、１６年３月期第３四半期累計の連結決算を発表した。売上高は前年同期比１０．８％増の８８９３億４２００万円、営業利益は同４２．９％増の７５８億７２００万円で着地した。

　セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサおよびフィルムコンデンサから構成されるコンデンサ事業は、自動車市場向けで販売が増加し増収となった。インダクティブデバイス事業の売上高も自動車向けの販売増で増収となった。ただ、主にＨＤＤ用ヘッドとＨＤＤ用サスペンションから構成される記録デバイス事業は、ＨＤＤ生産水準が低調に推移したことから減収となった。このほか、エナジーデバイス（二次電池）の販売はＩＣＴ市場向けで大幅に増加した。

　据え置かれた通期の連結営業利益は前期比３１．１％増の９５０億円の見通しで、進捗率は７９．９％となっている。
《ＭＫ》

株探ニュース