シャープは底堅い、鴻海による液晶買収報道が買いを誘導
シャープ<6753>は全般相場が大幅続落歩調となるなか、底堅さを発揮している。「台湾の鴻海精密工業がシャープに対して同社の液晶事業の買収を提案したことが20日、明らかになった」と21日付の日本経済新聞が報じた。シャープの主力事業である液晶事業は経営再建のカギを握っており、みずほ銀行など主力行とともに今春に分社化を検討するなどリストラの道筋を模索してきた。今回の報道では「(鴻海が)シャープが分社化する液晶事業会社の株式の過半数を取得。シャープの液晶パネルの大口顧客である米アップルにも出資を求め、3社で事業会社を運営したい考えだ」と伝えており、鴻海との交渉の行方に期待した買いを誘っている。
シャープの株価は9時3分現在163円(▼1円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
シャープの株価は9時3分現在163円(▼1円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)