アクセル---2016年3月第2四半期の業績予想を修正、利益面で大幅な上方修正
アクセル<6730>は15日、2016年3月期第2四半期累計の業績予想の修正を発表した。
売上高では当初計画比250百万円減の6,150百万円(当初計画比3.9%減)と減収見通しとなったが、営業利益では当初計画比560百万円増の760百万円(同280.0%増)、経常利益では540百万円増の740百万円(同270.0%増)、四半期純利益では370百万円増の510百万円(同264.3%増)と利益面で大幅な上方修正を発表した。
売上高では、主力製品であるパチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIが、業界団体による「のめり込み防止」に向けた自主規制(2015年11月より実施)前の駆け込み需要の影響等により、当初計画を上回る販売見通しになったが、同市場向けのその他製品が特定顧客の需要動向の影響を大きく受け、売上高全体では当初計画を下回る見込みとなった。
一方、利益面では、販売製品ミックスの変動により売上総利益率が約8ポイント改善する見通しとなったことに加え、研究開発費の計上時期の見直しにより販売費及び一般管理費が当初計画を190百万円ほど未消化となる見込みとなった結果、営業利益以下の各利益で大幅な上方修正となった。
なお、通期業績予想値については、下期以降の市場動向に不透明さが残ること等を勘案して、据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ