丸紅は16年3月期最終損益見通しを下方修正---決算チェック
丸紅<8002>は16年3月期の通期最終利益見通しを従来の1800億円から600億円(前期は1056億円)に引き下げている。チリ銅事業や豪州鉄鉱石事業における減損損失など資源分野で約700億円、海外プラント案件における損失引当など非資源分野で約350億円の一過性の損失を計上する。また、資源分野では市況悪化による減益が約50億円、非資源分野では穀物事業及び鉄鋼製品事業等における減益が約100億円となる見込み(いずれも当期利益への影響額)。なお、期末配当については、期初に公表した1株当たり10.50円とする従来予想を据え置いた。コンセンサスでは16年3月期最終利益は1800億円弱とされている。ただ、三菱商事<8058>や三井物産<8031>など他の大手商社が既に資源安などによる業績下方修正を発表しており、同社も株価にはある程度織り込み済みか。
■プラス
ヤマト<1967>:修正
ライフフーズ<3065>:通期
東邦HD<8129>:修正
■マイナス
日本調剤<3341>:観測
ネットイヤー<3622>:修正
エンプラス<6961>:修正
SPK<7466>:観測
ピーシーエー<9629>:修正
■中立
ギャバン<2817>:修正
データHR<3628>:修正
DIC<4631>:観測
ディスコ<6146>:観測
横田製作<6248>:修正
野村マイクロ<6254>:修正
東京精<7729>:観測
丸紅<8002>:修正
築地魚<8039>:修正
《RT》
提供:フィスコ