貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

5070 ドラフト

東証G
725円
前日比
+5
+0.69%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.6 2.11 0.83 109
時価総額 72.8億円
比較される銘柄
サンユ, 
日本ハウス, 
北野建

銘柄ニュース

戻る
 

ドラフト Research Memo(5):2022年12月期第3四半期は減収減益(1)


■業績動向

1. 2022年12月期第3四半期の連結業績概要
ドラフト<5070>の2022年12月期第3四半期の連結業績は、売上高で4,169百万円(前年同期比17.8%減)、営業損益は377百万円、経常損益は394百万円、親会社株主に帰属する当期純損益は310百万円となった。

同社グループにとって、コロナ禍による生活様式の変化、とりわけ人々が生活する場の在り方の変化、行動制限解除に向けた社会の変容は事業においては追い風ではあるが、コロナ禍や為替変動を背景とする世の中の不安定な側面は業績動向へ影響した。売上高については、2022年12月期第2四半期同様、引き合い自体は計画を上回り順調であったものの、第2四半期におけるプロジェクトストックが第4四半期に偏重し、第3四半期は案件の獲得が伸びなかった。営業利益については、販売費及び一般管理費が、人員の増加や新しいライフスタイルブランド「DAFT about DRAFT」のフラッグシップショップオープン等の成長に向けた費用が増加したため、第3四半期においては営業損失となった。一方、前年期は年間を通じてコロナ禍による企業活動の抑制が続き、販売費及び一般管理費が大幅に計画を下回ったため、第3四半期の営業利益との差が大きなものとなった。

2022年12月期第3四半期の領域別売上高は、オフィスが2,710百万円(構成比65.4%)、前年同期比9.7%減、商業施設が392百万円(構成比9.4%)、同42.5%増、都市開発・環境設計・その他が1,043百万円(構成比25.2%)、同42.0%減となった。

2022年12月期第2四半期における案件規模別の売上高は、5,000万円未満の案件が1,309百万円(前年同期比35.8%増)、5,000万円以上~1億円未満の案件が746百万円(同4.2%減)、1億円以上の案件が1,047百万円(同42.1%減)となった。1億円以上の案件が減少する一方で、5,000万円未満の案件が増加した。上位30件のプロジェクト平均受注額については、79百万円(同21.8%減)となった。受注件数自体に大きな変動はないものの、大型案件が減少し比較的小規模の案件が増加することで、1件当たりの受注金額が減少し平均受注額を押し下げた。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)

《SI》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均