USS Research Memo(12):自己資本比率は上昇、財務状況は磐石
■財務状況と株主還元策
(1)財務状況について
ユー・エス・エス<4732>の2015年9月末の財務状況は、総資産が前期末比917百万円増加の175,023百万円となった。主な増減要因は、現預金が779百万円減少したほか、有形固定資産が名古屋会場の立体駐車場の建設などが進んでいることから、1,207百万円増加した。
一方、負債合計は前期末比5,412百万円減少の24,654百万円となった。オークション借勘定が1,691百万円減少したほか、未払法人税等が833百万円減少するなど、主に流動負債が減少したことが主因となっている。純資産については四半期純利益の計上等により利益剰余金が増加し、前期末比6,330百万円増の150,369百万円となった。
自己資本比率は純資産の増加に伴い前期末の82.2%から85.4%に上昇しており、財務状況は磐石の体制となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《HN》
提供:フィスコ